食品衛生監視員の給料年収手取りや適用俸給表、管理栄養士との違い、仕事内容や求人を徹底解説 | 給料BANK

食品衛生監視員の給料年収手取りや適用俸給表、管理栄養士との違い|「給料BANK」

食品衛生監視員の給料年収や手取り額、初任給を解説!

食品衛生監視員の給料年収を解説します。

食品衛生監視員の平均給料・給与

  • 31万円

食品衛生監視員の平均年収

  • 382万円~501万円
    • 20代の給料:24万円
    • 30代の給料:31万円
    • 40代の給料:38万円
    • 初任給:19~万円
      補足参照ください

    ※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております。年収は給与や取得したデータからおよそで算出しています。

    食品衛生監視員の年収【年代別理想の年収プラン】

    食品衛生監視員としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。

    20代の食品衛生監視員の理想年収

    食品衛生監視員として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ406.0万円を超える年収です。

    30代の食品衛生監視員の理想年収

    食品衛生監視員としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は476.0万円を超える年収です。

    40代の食品衛生監視員の理想年収

    食品衛生監視員となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は630.0万円を超える年収です。

    食品衛生監視員の給料・年収補足

    20代の給料:24万円(推定)
    30代の給料:31万円(推定)
    40代の給料:38万円(推定)
     
     
    食品衛生監視員は国家公務員と地方公務員とあり、それぞれ公務員の専門行政職俸給表に基づき給料が支給されます。
    2015年の独身の22歳の一般職の職員の給与の規定では初任給が17万4200円で、食品衛生監視員は専門行政職俸給表の給与が適応されるので17万8400円になります。
    ただ東京都は特別区なので食品衛生監視員の初任給は20万6264円で、地域手当が支給されないような地域の食品衛生監視員の初任給は17万4800円となっています。
    また国家公務員の給料に関しては2015年度の、人事院勧告の中にモデル給料と年収が記載されているのでこれを参考にしまています。
     
     
    上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
    486万円~522万円となると予測されます。
     
    ※食品衛生監視員は検疫所で働く国家公務員と地方自治体で働く地方公務員の2つの働き方がありますが、食品衛生監視員としての求人は無く、食品衛生監視員の資格を取得した後に公務員試験を受け合格し、採用されたならば厚生労働大臣か都道府県知事から任命される必要があります。

    食品衛生監視員の手取り

    上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
    27万円~31万円となりそうです。

    国家公務員の食品衛生監視員は俸給表は何が適用されるの?

    国家公務員の食品衛生監視員の場合は一般職の職員の給与に関する法律の規定の、専門行政職俸給表1級9号俸が適用されますが、東京都特別区内に勤務する場合と地方へ配属される場合とでは給料も異なっています。 

    食品衛生監視員と管理栄養士の違いって?

    食品衛生監視員と管理栄養士はいずれも食品に深く関わる仕事ですが、食品衛生監視員は公務員で管理栄養士は国家資格ですが公務員でなくても民間企業で働くことができます。
    国家公務員の食品衛生監視員の場合は全国にある空港や港や空港の検疫所で主に輸入食品の監視や検査を行い、地方公務員の食品衛生監視員の場合は全国にある保健所で飲食店や食品メーカーの食品の衛生管理がちゃんと行われているか監視や指導を行います。
    それに対して管理栄養士は学校の給食センターなどで生徒の栄養状態や、健康の保持増進のための栄養の指導を行います。
    参考:管理栄養士の給料年収

    食品衛生監視員の仕事内容

    食品衛生監視員の仕事内容は食品衛生法などの法令に基づいて私たちの食の安全を確保するのが仕事ですが、国家公務員と地方公務員とでは同じ食品衛生監視員でも仕事内容は異なります。
    国家公務員の食品衛生監視員の場合は厚生労働省が管轄する検疫所で仕事をしますが、例えば海外から国内に輸入される食品を届出書に基づいてチェックを行います。
    輸入される食品が食品衛生法に違反する場合は輸入業者に勧告などの行政指導を行い、時には検疫所で輸入食品のモニタリング検査を行ったりします。
     
    この他にも外国から来る飛行機や船やその乗組員や乗客に対して感染症の疑いがないか検疫を行ったり、さまざまな病原菌や微生物や寄生虫の検査や、農薬や添加物など有害物質の理化学検査なども行います。
    一方の地方公務員の食品衛生監視員の場合は、全国にある地方自治体の保健所で仕事をします。
    保健所での食品衛生監視員の主な仕事内容は、食品衛生法に基づき飲食店が営業許可の届出をちゃんと行っているかをチェックしたり、その届出に従って営業を行っているかなどを調べます。
    また飲食店や食品メーカーの施設に立ち入って、お店の衛生管理がちゃんと行われているかなどや、食品メーカーの施設や設備の衛生状況についても監視や指導を行います。
    食中毒などの食品によるさまざまな事故が起きないように、食品衛生監視員には食品や添加物などをサンプリングする権限があります。
    もし食中毒などが起きた場合には食品衛生監視員は医者などと協力して、食中毒の原因を調べその食品を販売したお店を営業停止にするなど行政処分を行います。
    この他にも飲食店や食品メーカーに対して食中毒などが起きないように、セミナーや講習会などを開催して食品衛生に関する啓蒙活動を行います。

    食品衛生監視員になるには?【資格取得方法や難易度など】

    食品衛生監視員になるには食品衛生監視員の任用資格を取得する必要がありますが、取得するためには21歳以上30歳未満という年齢制限があります。
    食品衛生監視員の任用資格は医者・歯科医・薬剤師・獣医のいずれかか、大学や専門学校で医学・歯学・薬学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学の課程を修めて卒業するか、栄養士で2年以上食品衛生行政に関する事務に従事した経験があるか、厚生労働大臣の登録を受けた食品衛生監視員の養成施設で決められた課程を修了した者である必要があります。
    ただ食品衛生監視員の任用資格を取得してもこれだけでは食品衛生監視員にはなれず、国家公務員か地方公務員の職員採用試験を受け合格する必要があります。
    公務員試験に合格すれば厚生労働大臣か、都道府県知事から任命されます。
    国家公務員の場合は有効期間が1年間の採用候補者名簿に得点順に記載され、この名簿の中から随時全国にある国際空港や主要な港の検疫所へ配置されます。
    地方公務員の場合は各都道府県の職員採用試験を受ける必要がありますが、食品衛生監視員の採用条件はそれぞれの自治体で異なっています。

    食品衛生監視員の求人の見つけ方

    給料解説者ぺすくん

    食品衛生監視員の求人の見つけ方ですが国家公務員の食品衛生監視員の場合は、毎年のように70人前後が食品衛生監視員として採用されています。
    国家公務員の食品衛生監視員の求人の見つけ方は、厚生労働省のホームページの採用情報を見ると詳細が記載されています。
    また国家公務員試験に関しては、国家公務員試験採用情報ナビなどのサイトで調べると、詳しく書かれています。
    地方公務員の食品衛生監視員の場合も各都道府県のホームページの採用情報を見るか、地元であれば各都道府県の広報紙に食品衛生監視員の求人が掲載されることもあります。
       
    【この仕事を募集している機関や役所】
    ・厚生労働省
    ・地方自治体
    など

    食品衛生監視員の給料年収の本音口コミ

    20才 給料:26万円

    大学を卒業して民間企業で働くか公務員になるか迷いましたが、国家公務員の試験に合格したので食品衛生監視員採用試験を受験し採用されました。
    今は北海道の空港の検疫所で働いていますが、食べ物も美味しいし転勤族を満喫しています。
    最近は海外からの観光客も増え、あまり目にしたこともないような食べものもあり、戸惑うこともあります。

    30才 給料:37万円

    地元の保健所で食品衛生監視員として働いていますが、管轄のエリアで食中毒などが起きた場合には多忙な日が続きます。
    食品の衛生に関する仕事なので手抜きなどできませんが、食品を通じて社会に貢献しているという自負は感じます。

    あなたが持っている仕事への誇りや生き方、プライド、かっこよさ・給料を教えてください

    下記より投稿する

    その他の公務員系職業の給料一覧の給料一覧