給料が少ない彼氏とは別れるべき?別れないべき?
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給料が少ない彼氏とは別れるべき?別れないべき?
生物は、オスとメスで体の大きさが違う種が多くいます。
一般的に、「より強い父親の子孫を残す」ということを目的とした種はオスの方が大きく、「何よりも多くの子孫を残す」ことを目的とした種はメスの方が大きくなります。
人間は、オスの方が身体的に大きな生物です。つまり、生物学的に「より強い父親の子孫を残す」ことを目的としているわけです。量より質です。
社会や文明が発展した現在では、人間にとって物理的な力の強さはあまり重要ではなくなってきました。直接的に餌を取ったり、外敵から身を守ったり、体を張って縄張り争いをすることがなくなったためです。
代わりに登場した「強さ」の指標が「経済力」です。女性が男性に対して経済力を求めるのは、男性から見たら「自分のことは棚に上げて」だの、「がめつい」だの文句が出るのもわかります。
しかし、「より強く、質の高い遺伝子を持つ子孫」を残そうとする本能がそうさせた結果であるともいえます。生物として進化したがゆえのことであり、仕方のないことなのです。
では、給料の少ない彼氏とは別れるべきか、別れないべきか。
巷の意見と自然界の掟を参考にしながら、具体的に見ていきましょう。
20代の彼氏、30代の彼氏、40代の彼氏の給料が少ないという額はそれぞれどのくらい?
日本の労働者の平均年収は約400万円。ただし、この金額は全年齢と女性労働者も含まれたものです。女性よりも男性の方が平均年収は高く、そして年代によってその額には差があります。
大手転職サイトの2016年の調査によると、20代男性ビジネスパーソンの平均年収は約370万円、30代は約500万円、40代は約600万円となっています。
地方よりも都市圏の方が物価は高くなりますし、この年収がなくても十分に暮らせるといった地域もあるかもしれませんが、おおむねこの平均年収を指標として上か下かで給料が多いor少ないと言ってよいでしょう。
別れるべき?の意見・口コミ
とあるアンケート調査では、実に60%以上の女性が自分より年収の低い男性は恋愛対象外、と答えたそうです。
また、30%以上の女性は彼氏にするなら年収600万円以上であることを、45%の女性が年収500万円以上であることを条件としています。
多くの女性が彼氏には高年収を求めているのです。
しかし、実際に年収600万円以上の男性は、独身男性の約6%しかいません。
高望みをして売れ残っていくか、妥協して低年収の男と付き合い結婚するか。人生を左右する大いなる問題です。
インターネットの質問サイトでは「彼氏の年収が低いのが悩みです」という相談や「稼ぎの悪い彼と結婚すべき?」という質問がいくつも上がっています。
「別れるべき」という回答で最も多いのが、「結婚して子供を育てるにあたり、その収入で大丈夫なのか」という意見です。
女性は妊娠出産をする場合、物理的に働けない期間がどうしてもできてしまいます。女性自身が産休育休制度をきちんと利用できる福利厚生の整っている企業に勤めている場合はあまり問題ではありませんが、中には妊娠を期に退職せざるをえない職場や、子供や自分の体調の都合上働き続けるのが難しいこともあります。
そういった場合、夫の一馬力で生活を維持しなければならなくなります。一時的であっても、その期間にミルクやオムツが買えない、家賃も払えない、という状況では困ります。
ちなみに、力が弱いオスライオンはボスに負けて群れから追放され放浪ライオンとなり、1年以内に餓死してしまうといいます。
給料の低い男と一緒にいて餓死するなんてゴメンだわ、という女性は、本能に基づいて判断したということで、別れた方がよいでしょう。
男性からは非難されるかもしれないので、周りには「性格の不一致」だとか「将来的な希望が見えなくて」などと遠回しに理由を伝えるのがよいでしょう。
別れないほうがいいという意見・口コミ
低収入な男性と結婚したという女性は、
「好きだから一緒に年を取っていきたいと思った」
とブログに書いていました。
給料が低い彼氏と別れない方がいい、という意見で最も多いのが、この
「結局は“好き”という気持ち次第」
というものです。
「お金がないなら共働きすればいい」
とあくまでも「気持ち」が優先であり、その他に出てくる問題は二人で乗り越えよう、という素敵なフレーズが並びます。
「強い子孫を求める」という生物学的な本能に、「感情」が勝るというのは、脳が発達した人間ならではのことなのでしょうか。それとも、恋に恋して甘い言葉に惑わされ、現実が見えずにアッパッパーになってしまった結果なのでしょうか。
収入が低い男性は
「男女平等の意識が徹底している」
「パートナーを尊敬してくれる」
「穏やかで優しい人が多い」
「仕事に追われていない分、一緒の時間が確保できる」
「体の相性が抜群」
などのメリットがあることもあります。
甲斐性のなさ、経済力のなさは、そのほかの要素でカバーすることができるわけです。
「女性が優位に立つことができる」という点をメリットとして挙げている人もいました。
自然界にはメス優位の動物も多くいます。
例えば、ブチハイエナという種類の動物は、メス中心の社会で成り立っています。
メスがリーダーでオスを従えています。むやみに争わず、共同で子育てをし、餌を分け合います。そのため、子供の生存率が野生動物の中でも非常に高いといいます。
あえて給料の低い男性を選ぶことで、女性優位で、協力して平和に暮らすというのも、生存戦略的にはアリなのかもしれません。
給料が少ない彼氏は将来、アップするの?
低年収の彼氏の給料は果たして将来的にアップするのか?その答えが100%わかるなら、投資家になれる素質があります。
確実にアップする、といえるなら「買い」です。しかし、大企業ですら経営破綻する昨今、100%の予想は難しいのが現実です。
上場企業であっても平均年収が300万円以下という会社も10社以上あります。彼氏の会社の安定度は四季報でよく確かめるとして、給料がアップするか否か、あとは彼氏個人の力量にかかっているといえます。まず、上がる可能性が高い男の条件は、
・若い、20代である
・上昇志向がある
・リーダーシップがある
・コミュニケーションを大事にする
などが上げられます。若くてモチベーションが高くてやる気があり、人脈を大事にするような男性ならば、出世の可能性も高く転職することもできるので、必然的に給料は上がっていくでしょう。
一方、給料も上がらず、しょうもない不良債権になる可能性のある男の条件は、
・年を取りすぎている(転職に不利な35歳以上)
・やる気がない
・責任感がない
・時間にルーズ
・口癖は「どうせ俺なんて」「あいつは学歴が低いくせに」「金降ってこないかな」
彼氏としてという以前に、もはや人としてアウトな感じです。さっさと別れて自然界に放流しましょう。子孫は繁栄されませんが、その辺に咲く花の肥料くらいにはなるかもしれません。
強い性淘汰にかけられた集団は有害な遺伝子変異にも強い耐性を持ち、長く繁栄できるといいます。駄目な男が自然淘汰されていくのも、人間という種が生き残り進化していく過程では必要なことなのです。
共働きをしながらお互いに助け合うのがいいの?
結局のところ共働きするかしないかは、二人の価値観によるとしか言いようがありません。
子育てに専念してもらいたいから専業主婦でいて欲しい(いたい)という考え方ならば、共働きをしないという選択もあります。前時代的な「妻は家にいなければ世間体が悪い」という価値観が根強く残っている田舎もあるかもしれません。
しかし、時代は変わりました。今は女性が働くのは「普通」の時代です。
男性ビジネスパーソンの平均年収、20代で約370万円、30代で約500万円、40代で約600万円を男性が下回っているならば、女性も共働きするのがベターだといえるでしょう。
ある程度の生活水準を維持するためには、必要な選択です。
男性が平均年収以上を稼いでいて、女性も共働きをすれば、トータルの収入はより上がります。お金に余裕があれば質の高い生活を送ることができますし、子供のやりたい習い事に通わせたり、行きたい学校へ進ませてやれるなど、メリットもたくさんあります。また、蓄えがあれば老後も安心です。先行き不安な世の中で、お金があるに越したことはありません。
一夫一婦制のいわゆる「つがい」となる動物は、互いに餌を分け合い、夫婦で協力して子育てをする種が多くいます。
共働きすることで、子どもの生存率を高めるという生存戦略なわけです。
今後どういった未来を描くのか、二人でよく話し合って、価値観をすり合わせるのがよいでしょう。
本能だろうが、感情だろうが、打算だろうが、生き残ることができれば種としては成功です。人生は戦略です。悔いのない選択をして、パートナーを見つけ、自然界で勝ち上がりましょう。
※ギャンブルにはまってる男(女)は決して結婚もうまくいきません。とくにギャンブルで借金をしているなどあれば確実に別れた方がいいです。