年収500万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開! | 給料BANK

年収500万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開!

年収500万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開!

年収500万円の生活やお小遣い画像

年収500万円の生活やお小遣いを調査

「お小遣い」と言っても、人によってその使い道はさまざまです。
外食代や人付き合いなど交際費に使う人もいれば、自分が楽しむための趣味に使う人、ストレス解消のための方法に使う人、本や雑誌、化粧品やサプリなどの美容関係に使う人など、多種多様な使い道があります。外食代はお小遣いではなく家計の食費から出していたり、化粧品も日用品費としていたり、必要経費扱いでお小遣いとは別に計上している人もいることでしょう。
それぞれ個人の価値観や考え方が「お小遣い」には反映されています。
そんな他人のお小遣い事情が気になる人のために、年収別のお小遣いの平均金額をご紹介します。ぜひ今後の生活の参考にしてみてください。

年収500万円のサラリーマンの平均お小遣い額、既婚と独身だとどのくらい違うの?

年収500万円のサラリーマンというのは、どのくらいいるのでしょうか?
国税庁の平成28年度の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の1人当たりの平均給与は422万円。
男女別に見てみると、男性521万円、女性280万円となっています。年収500万円というのは全体平均よりも高いのですが、男性であればごく平均的な年収であるといえます。
年収500万円以上~年収600万円未満の人は、全体の9.6パーセント。人口にすると466万人存在します。男性の平均値とはいうものの、年収の最頻値は300万円台。
年収500万円というのは、高年収に分類されます。このご時世、年収500万円を超える年収を稼ぐのは大変なことなのです。この年収があれば婚活市場でも引っ張りだこです。
 
そんな男性平均値だけど、実は少数派の年収500万円の人は、自由になるお金=お小遣いをどのくらい使っているのでしょうか?また、既婚と独身だと、お小遣いの金額はいくらくらい違うのでしょうか?
まずは手取り額から順に見ていきましょう。

年収500万円の月々の給料、手取り額は?

額面上の給料から、所得税、住民税、社会保険料などが天引きされて、手取り額となります。
住んでいる自治体や、年齢(介護保険料)、配偶者の有無、扶養家族の人数などによって控除額が変わってくるので、人によって天引きされる金額は異なります。
年収500万円の人の手取り額は平均すると約80%になることから、400万円くらいが手取りの目安だと思っておくとよいでしょう。月の手取り額は33万円くらいになります。
もしボーナスが年間4か月分支給されるとすると、月の手取りは25万円になります。

年収500万円のお小遣いの平均はどのくらい?

全体平均よりワンランク上の年収500万円の人は、毎月どのくらいのお金を自由に使っているのでしょうか?
新生銀行が毎年行っている「サラリーマンのお小遣い調査」によると、2017年の男性会社員の平均お小遣い額は3万7,428円となっています。
ただし、年代によってその金額は異なっています。
 
同じ男性でも20代、30代、40代は3万円台半ばくらいの金額であまり変わりませんが、50代になると4万4,040円と、1万円近くアップしています。
50代の男性ともなれば役職がついて年収が上がっている可能性が高く、また、子供が独立して学費などがかからなくなったことなどが原因ではないかと思われます。
年収500万円の人は40歳前後であることが多いので、平均と同じくだいたい3万円台半ばくらいのお小遣いが妥当であると思われます。
女性会社員の場合、お小遣いの平均金額は3万3,951円と、男性よりも低い結果となりました。これは、女性の平均年収が男性の平均よりもかなり低いことが理由だと考えられます。
女性は男性の約半分の平均年収です。
しかし、女性の場合は20代が4万2,123円と30代、40代、50代よりもお小遣いが高い結果となっています。
若い独身の女性は、洋服や化粧品、そして“自分磨き”にお金をかけているのでしょう。

年代別小遣い画像

お小遣いは年代だけでなく、独身か、結婚しているか、でも変わってきます。
結婚していても、共働きか、専業主婦(主夫)か、という違いと、子供がいる、いない、でも平均金額が違います。
もっともお小遣いの金額が高いのが、独身者です。独身の場合、お小遣いは4万3,716円です。
もっともお小遣いの金額が低いのが、既婚で専業主婦を養っていて子供がいない人。お小遣いは2万9,860円です。

共働き小遣い画像

ただし、子供がいる世帯でも、その子供の年齢によってお小遣いの平均金額は異なっています。
大学生以上の子供の場合は4万円を超えますが、未就学児~小学生がいる世帯では、2万円台です。
どうやらサラリーマンのお小遣いは、
・年齢(=年収)
・共働きか専業主婦か
・子供の年齢
によって変動するようです。

年収500万円の年収別の小遣い平均額

新生銀行の調査では、年収別の小遣い平均額は算出されていないので、給料バンク独自に算出してみることにしました。
 
・男性会社員の平均年収:521万円
・男性会社員の平均お小遣い金額:3万7,428円
お小遣い金額は、年収のおよそ0.7%となっています。
ということから、年収500万円の人のお小遣い金額は、
・500万円×0.7%=3万5000円(月額)
年額は、42万円となるため年収の1割程度となりました。
 
また、独身者の場合は年収×0.8%、既婚者の場合は年収×0.6%となることから、
・独身:500万円×0.8%=4万円
・既婚:500万円×0.6%=3万円
と算出しました。
年収500万円台の人の、平均小遣い額は以下の表のとおりです。

給料BANK調査の年収500万円のお小遣い画像

年収500万円の人のお小遣いの平均金額は5万1862円となりました。
最低金額は3000円、最高金額は10万円でした。
新生銀行の調査の結果よりも高い金額となりました。当アンケートではサンプル数が少ないことと、独身と既婚と区別していないことから、お小遣い額が高くなっているのかもしれません。10万円のお小遣いの人は、月の手取りの三分の一くらいを自由に使っていることになるので、独身者である可能性が高いです。
逆に3000円や1万円といった低額のお小遣いの人は、既婚者か、もしくは倹約好きの人なのでしょう。

年収500万円で楽しめる趣味

年収500万円の人は、どのような趣味を楽しめるのでしょうか。
独身者の場合、自分の裁量で収入を好きに使うことができます。平均年収以下の人は、なるべくお金を使わない趣味を楽しんでいましたが、平均を超えた年収500万円の独身者は比較的自由にお金を費やすことができます。
例えば、
・映画鑑賞(映画館)
・ライブ鑑賞(ライブハウス)
・スポーツジム
・ヨガ教室

など、月に数千円~1,2万円くらいはかかるような趣味も楽しむことができます。
年収500万円で独身の場合は4万円くらいのお小遣いが一般的なので、その範囲内でおさまる趣味なら、家計に影響はありません。
一方、既婚者の場合は、3万円くらいのお小遣いとなるので、独身者よりは自由に使うことができません。
未就学児など小さな子供がいると、家族を置いて映画館に行ったりライブに行ったり、というのも憚られるかもしれません。自宅でまったりできるような趣味に落ち着く可能性があります。
・ゲーム(ネット、スマホ等)
・アニメ鑑賞(動画配信サービス)

などが、自宅で楽しめる趣味です。無料のものもありますが、この年収帯の人なら有料のものを利用してもお小遣いの範囲で収まるでしょう。
また、安定した高収入を維持できるなら、お小遣いを貯めて初期投資をして趣味を楽しむこともできます。例えば、
・自転車
・バイク
・釣り

など、乗り物や道具が必要となる趣味です。最初こそ物を買いそろえるのに数万円かかりますが、買ってしまえばあとはお小遣いの範囲の金額で維持していくことができます。

年収500万円がお小遣いを増やすためにしている節約方法

年収500万円は平均よりも稼いでいるとはいえ、贅沢三昧できるような年収ではありません。
結婚や出産、子供の進学など、大きなライフイベントによって出ていく金額も大きくなると、生活が苦しくなってしまう可能性もあります。
そんな年収500万円の人は、少しでもお小遣い、自由になるお金に余裕を持たせるためには、やはり節約が欠かせません。
・外食ではなく自炊
・飲み会は断る

など、日々の生活からできることをやりましょう。
また、家計簿をつけることもおすすめです。毎月どのくらい何に出費がかさんでいるのか、目で見てわかります。
次に、住居費や保険料、通信費など、固定費の見直しをしてみましょう。住居費はかなり大きな出費となっているはずです。
賃貸の更新の時期に合わせて、思い切って安い家賃のところに引っ越してみるという選択もあります。
また、保険料は月払いではなく年払いにすることで、少し安くなることもあります。
携帯電話のプランも、一つ下のものにしても大丈夫かもしれません。
格安SIMなども検討してみてはいかがでしょうか。
年に一度など、定期的にファイナンシャルプランナーなどお金のプロに相談してみるのも、節約につながります。

実際の500万円の方のお小遣いの使い方【まとめ】

年収500万円の人は、お小遣いを何に使っているのでしょうか?
給料バンクのアンケートによると、
・外食代(ランチ、飲み会)
・食べ歩き
・洋服
・DVD
・雑誌
・英会話教室
・投資

などに使っている人が多いようです。
飲食代が最も多い使い道です。多くの人はランチ代金を食費としてではなく、お小遣いから捻出しているようです。また、お小遣いの使い道に「投資」が登場するのもこの年収帯からの特徴です。
男女別に見ると、男性は、
・パチンコ、スロット
・競馬
・アニメグッズ

などにお金を使い、女性は、
・化粧品
・ヨガ教室

などにお金を使っていました。
平均よりも収入が多いことから、趣味の幅も広くなり、使い道も人によってさまざまです。
 
家計の支出はずっと一定ではありません。また、お小遣いとして必要な額もその時々の状況によっては変わってくることもあるでしょう。
定期的に妥当なお小遣い額かどうか検討して、減らしたり、増やしたりしていくことが必要になります。現状に応じた適切な金額をお小遣いとして使い、日々の生活を充実させましょう。