給料泥棒とは?どんな人の事を指すのか。給料泥棒の特徴(部下・上司)や給料泥棒とみられない対策を解説 | 給料BANK

給料泥棒とは?どんな人の事を指すのか。給料泥棒の特徴(部下・上司)や給料泥棒とみられない方法

給料泥棒とは?どんな人の事を指すのか。給料泥棒の特徴(部下・上司)や給料泥棒とみられない方法

給料泥棒とは?どんな人の事を指すのか。給料泥棒の特徴と秘策

長時間残業しているけど全然成果が出ていない、別に書類を作っているわけでもないのにやたらとキーボードを叩いている、頻繁に外出するけど営業成績はいまいち……そんな同僚、いませんか?
もしかしたら、その人は「給料泥棒」かもしれません。
 
盗んでいくのは会社の大切な資金と、時間と、そして頑張っている同僚のやる気です。
海外だと能力がなければすぐに首になりますが、日本だとそう簡単に首にできないという仕組みがあるため出てきたものだともいわれてます。
それでは、給料泥棒の部下や上司の特徴、そして自分が給料泥棒と呼ばれないためにはどうしたらよいのか、対策を見ていきましょう。

給料泥棒画像

給料泥棒とはそもそも何?

給料泥棒とは、「給料に見合った仕事をしていない社員」のことを指します。
 
「お荷物社員」または「社内ニート」などとも呼ばれます。
実際に会社の口座や金庫から給料を盗むのは業務上横領や窃盗罪となるので、「給料泥棒」とは異なります。直接的にも間接的にも会社に貢献することのない、いるだけ無駄な社員が「給料泥棒」です。
 
どうしてこのような存在が許されているのかというと、日本の労働法では一度正規雇用として社員を雇うと、よほどの理由がない限り簡単に解雇できないという決まりがあるからです。
労働者を守るためのありがたい法律ではありますが、企業側にとっては無能な社員であっても事件を起こしたり多大な損失を出したりしない限り、解雇することができないのです。
 
給料泥棒は経済的にも職場環境的にもマイナスな存在ですが、現状では法律で取り締まることはできません。非常に厄介な問題といってよいでしょう。

給料泥棒の部下ってどんな特徴もってる?

基本的に、入社したばかりの新入社員は仕事ができません。
しかしそれは給料泥棒とはいいません。仕事を覚えて売上を上げて会社に貢献できるようになるまでは、会社はその社員に「投資」をしている状態です。
いずれはそれを利益として回収できるようになるという見込みがあるので、給料を支給しているのです。
しかし、何年経っても仕事ができるようにならない、一人前にならない、という部下は会社にとっての「不良債権」です。それは給料泥棒といって差し支えありません。
給料泥棒の部下には、いくつかの特徴があります。
・記憶力が悪い
 
・応用が効かない、言われたことしかできない(もしくは言われたことすらできない)
・時間にルーズ
・上昇志向がない
・コミュニケーション能力が極端に低い
・無駄に残業が多い

 
といった、いわゆる「仕事ができない」人の特徴があてはまります。
それだけではなく、自分にはその仕事が向いていないにもかかわらず転職することなく会社に居座り続けるという厚かましさや無神経さも兼ね備えています。
大抵プライドが高く、「自分はできる人間だ。今はやってないだけ」と思い込んでいるフシもあります。
そうした人間は幼少期から、
・小さなことでも嘘をつく
・自分からは謝らない
・自分に甘く他人に厳しい

などの特徴がある場合が多く、また「SNSを盛っている」ことも多いです。
人事部の採用担当者は面接時に注意深く観察をし、こっそりSNSをチェックしてみるとよいでしょう。
とはいえ、対策を取っていても給料泥棒の部下が会社に紛れ込む可能性はあります。
上司にとっては自分の評価に関わるため、頭を悩ませる存在となることでしょう。
ごくまれに褒めて伸びるタイプというのがいるので、試してみる価値はありますが、変わらないことも多いです。しかし、自分の部下だからといって給料を勝手に下げることはできません。
会社が認めれば昇級は自由ですが、給料を低くするのは部下にとって不利となるため、本人の合意がいると労働法で定められているのです。もし仮に「来月から給料低くするね」と伝えて「承知しましたー!」なんて元気に肯定する部下がいるとしたら、給料泥棒どころか精神的にきている可能性があるので、休みを取らせるか、それとなく病院で診てもらうことを勧めてみましょう。

給料泥棒の上司はどんな特徴もってる?

社内の派閥争いや出世競争に敗れた、過去に大きなミスを犯した、などの理由から、閑職へ飛ばされる社員もいます。
そうした社員は「窓際族」などと呼ばれ、「給料泥棒」とはまた少し違ったニュアンスで認識されています。
窓際族にはかつては仕事ができた(かもしれない)人や定年間際で特に重要な仕事が任されないという人も含まれていますが、給料泥棒と呼ばれるような上司は、最初から無能な人がほとんどです。
 
給料泥棒の上司は概ね禿げています。そして息が臭いです。
これには理由があります。
禿げているのは、「仕事ができないこと、していないことがバレてはいけない」というプレッシャーや、どんどん出世していく同期への劣等感によるストレスが毛髪に影響した結果です。
そして息が臭いのは、客先への迷惑や印象を良くしようという配慮がなく、やはり給料泥棒だとバレては…というプレッシャーから胃が弱っているからです。
また、「休憩」と称して頻繁にタバコ休憩に行ってサボっていることが多いので、常にヤニ臭いという状況になっています。
 
仕事が出来る上司であっても、禿げていて息が臭い人はいるかもしれません。
しかしそういう人は、禿げていても不潔感のないような髪型に配慮していたり、においを気にして食べるものに気を配ったり、といった謙虚さがあります。給料泥棒にはそれがありません。
また、仕事のできない、給料泥棒の上司は、やたらプライドが高かったり、上から目線で接してくるモラハラ野郎が多いのも特徴です。
中には部下の手柄を自分の手柄として横取りするような人もいます。
そして、自分の仕事の出来なさを棚に上げて、部下の些細なミスをネチネチと責めてきます。これは、自分の弱点を隠して壊れそうなガラスの心を守るための行動なのですが、モラハラ行為を無意識的にやっている上司も多く、部下にとっては非常に面倒で厄介な存在です。
 
多くの部下から「早くどこかにいってくれないかな」と願われているにもかかわらず、定年まで居座り長生きして家族からも疎まれるのがこのタイプです。
 
こうした上司への対策は、ひたすら耐えるか、自分から配置転換を求めて異動するか、または転職するか、しかありません。これまで会社から放置されてきた不可侵の存在となっている上司が変わることはまずないと思っておきましょう。

給料泥棒と呼ばれないための秘策ってある?

給料泥棒と呼ばれないための秘策は、大きくわけて2種類あります。
1つめは、「給料泥棒と言われないくらい、成績を上げること」です。
仕事ができるようになって、それに応じた売上を上げることができれば、誰も「給料泥棒」だなんて呼びません。とっても前向きで、正攻法ともいえます。
しかし、中には「自分の実力ではもうどうにもならない」という人もいるかもしれません。そんな人には2つめの方法です。
 
「給料泥棒だとバレないように振る舞う」ことです。
仕事がどうしてもできない、頑張れない、結果が出ない、という人は、それ以外の部分で「できる社員」となりましょう。つまり、職場の清掃に力を入れるだとか、同僚の体調や状況を気遣う、すすんでお茶出しをする、飲み会の場を盛り上げる、悩み事の相談に乗るなど、仕事以外の部分で努力をするのです。
 
そうして「あの人いい人だね」という雰囲気を職場に作り出すことで、例え仕事ができなくてもそれをみんなが指摘し辛い、という状況を作ってしまいましょう。
ある意味、ムードメーカーとして職場環境を良くして他人(同僚)の仕事の効率を上げているともいえるので、間接的には「できる社員」となれます。
しかしそこまで色んな配慮ができる優れた人ならば、必然的に仕事ができる人である可能性があり、できない人がこれを実行するのは非常にハードルが高いです。
自分の無能さを自覚している人は、粛々と自分の仕事、売上をアップさせるために努力をすることが一番の近道かもしれません。