副収入データ入力でどのぐらい稼げるのか文字単価や求人の探し方を徹底調査!
副収入データ入力でどのぐらい稼げるの?
2017年、埼玉県の労働組合連合会が、
「埼玉県で人並みに暮らすなら月収50万円が必要」
という調査結果を出して話題になりました。
埼玉県やその近郊で働くサラリーマンは驚くとともに、危機感を抱いたはずです。
「やべーよ、そんなにもらってねーよ」と。
月収50万円というのは、ボーナスが0だったとしても年収600万円です。日本のサラリーマンの平均年収が400万円ちょっとだということを考えると、それよりもプラス200万円も稼がなければなりません。
しかし、今の仕事を頑張ったところでそんなに年収がアップするわけもなく…、というのが大多数の人の現実です。
そこで選択肢の1つとして登場するのが「副業」です。本業に影響が出ないように就業規則で副業を禁止している会社も多いのですが、背に腹は代えられないということでこっそり副業をしているサラリーマンも多いようです。
大手転職サイトのアンケート調査によると、サラリーマンで副業したことのある人は17%。およそ6人に1人が、副業を経験していることになります。
そんな副業の中でも、特にサラリーマンに向いている副業の1つである「データ入力」について、調べてみました。
データ入力とは
パソコンや専用端末に、文字や数字など必要な情報を入力するのが、データ入力の仕事です。
入力するデータはさまざまで、例えば、名刺や企業名のほか、顧客の住所や氏名、電話番号などの紙データをExcelや決められた書式に入力してリスト化する仕事や、アンケート調査結果をまとめて文字で打ち込んだり、売上金などの会計記帳、商品コード、在庫データなどを数字でひたすら打ち込んだりといった仕事があります。
また、最近ではWEBサイトに掲載するための、テーマに沿った100文字~1000文字くらいの記事を書く仕事や、twitterで企業や製品の宣伝をつぶやいたりブログを作成するといった仕事もデータ入力として認識されることもあります。
事務所などに出勤してフルタイムとして働くデータ入力の仕事は昔からありますが、現在、在宅でできるデータ入力の仕事もかなり増えています。
データ入力の仕事は、副業に非常に向いています。なぜかというと、
・パソコンさえあれば自宅で出来る
・特別なスキルは必要ない
・未経験でもOK
・スキマ時間を使える
・早朝や深夜でも好きな時間に働ける
などの理由が挙げられるからです。
サラリーマンでも残業ない職場で働いていれば、自宅に帰ってから数時間の余暇ができます。その時間がもったいない、ほんの1、2時間でもプラスになることがしたいと思う人に、データ入力の仕事はぴったりです。
1日2時間程度、という短時間であっても案件によっては十分納品が可能な仕事もあります。
また、休日に遊ぶこともなければ特に趣味もないという人は、休日にガッツリ8時間、など副業する時間を自由に設定することもできます。本業に負担にならない働き方を選べることから、データ入力の仕事は副業としてとても人気が高いものになっています。
データ入力の単価・平均副収入額
在宅ワークでデータ入力を行う場合、報酬は1文字当たり、もしくはデータ1件当たりの単価によって報酬が支払われます。
1文字単位0.1円~1円程度が相場といわれており、データ収集が必要な場合は1件10円~50円が相場となります。すべて紙に書かれているデータをただ入力するだけなら単価は低くなりますが、企業名だけわかっていて、住所や電話番号は自分で調べてデータ入力しなければならない、となると単価はやや上がります。かかる手間や難易度によって単価は変動すると思ってよいでしょう。
ブラインドタッチは10分で1000文字打てると速い方だといわれます。仮に1時間に6000字打つことができれば、時給は600円~6000円になります。
タイピングソフトなどを使って、自分のタイプスピードを計測することができるので、1分間に何文字タイピングできるのか確認してみるとよいでしょう。
タイピングのかなり速い人で、1時間に1万文字打つことができるといわれており、時給は1000円~1万円になります。時給1万円はかなりの高給です。
パソコンで日本語を入力する時はローマ字入力をするのが一般的ですが、日本語に限って言えば、「かな入力」を使う方が速いといいます。
ローマ字入力では1文字を入力するのに母音と子音の2文字を打たなければいけませんが、かな入力なら1回で済みます。かな入力に慣れていれば時間の短縮ができ、指先や体力の負担も減ります。
高時給を狙うために、かな入力を訓練して身につけてみても良いかもしれません。
また、よく使う語句を辞書登録しておくのも時間の節約になります。
在宅でデータ入力のクラウドソーシングの仕事をしている人たちは、卓越したタイピング技術を全員が持っているわけではないので、時給に換算するとだいたい700円~1000円前後となるのが一般的なようです。
サラリーマンが副業として平日に1日2時間、1ヶ月間のうち20日を副業に充ててデータ入力を行うとすると、1ヶ月間の収入は2万8000円~4万円となります。
そこまで高収入ではありませんが、生活に少しのゆとりが生まれますし、自宅から一歩も出ないで行える小遣い稼ぎとしては割が良いとも言えます。
タイピングスピードもデータ入力には欠かせませんが、最も重要なのは「正確であること」です。どれだけ速く打ち込むことができても、間違っていては元も子もありません。
納品した後にミスがたくさん判明したりすれば、次の案件が回ってこない可能性もあります。正確に、速く、とにかく数をこなす、というのが副業でデータ入力を行う際のポイントとなります。
データ入力をするのに必要な機材・諸経費
副業でデータ入力を行う場合、まず絶対に必要なのはパソコンです。
まれに専用端末やタブレットなどを貸与するという場合もありますが、使用するのはほぼパソコンだけだと思ってよいです。
依頼主とのデータのやり取りはすべてインターネット経由で行います。まれに紙媒体のものをデータ化する作業などであれば、紙のデータがそのまま自宅に届くこともありますが、スキャンしてメールに貼付されて届くこともあります。
Excelに数字が羅列されたデータを受け取ったり、ということもあります。案件によっては照合や確認のためにプリントアウトした方が良いこともあるので、プリンターもあると便利かもしれません。
パソコンさえあれば、初期投資はほぼかからないといってよいです。月々の必要経費も電気代くらいでしょうか。
案件によってはノルマがなかったり、納期がゆるいものもあるので、初めて副業をする人に向いているといえます。
データ入力はどんなところで探すことができるの?
データ入力の仕事は、インターネット上に多数あるクラウドソーシングのサイト(外注専門のマッチングサイト)などで多数見つけることができます。
Crowdworks(クラウドワークス)やLancers(ランサーズ)、@SOHO(アットソーホー)、shufti(シュフティ)などのサイトがあります。
1文字いくら、というものから、1件いくら、または100~1000件のデータ入力一式でいくら、というように報酬の設定は案件によって違います。
割が良い高報酬の案件は早い者勝ちですぐになくなってしまうので、本業を持ちながら副業としてデータ入力を行う人にはやや不利になるかもしれません。
空いた時間にサイトをチェックして、効率良く稼げそうな仕事はすぐにゲットしましょう。ただし、社会人の基本として納期は絶対に守らなければならないので、無理のない範囲で仕事は受注しなければいけません。
まれに高額な登録料を求めるサイトなどもありますが、そういったところは詐欺サイトの可能性もあるので、避けるのが無難です。
データ入力という仕事は、現在サラリーマンから主婦、フリーターまで多くの人がやっています。
中には専業の在宅ワーカーとして、毎日莫大な数のデータ入力を行っている人もいます。
サラリーマンが副業でデータ入力を行う場合、あくまでも「副業である」ということを忘れず、本業に支障が出ない範囲で隙間時間を使いましょう。
1日数時間の努力で、毎月数万円の余裕が生まれます。塵も積もれば山となる。
努力次第で生活がちょっと楽になる、そんなデータ入力の仕事を副業にしてみてはいかがでしょうか。