給料上がらない!やる気が出ないときのモチベーションの上げ方
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給料上がらない!やる気が出ないときのモチベーションの上げ方
退職理由の上位にいつも君臨している給料上がらないこと。給料が上がらなくても働かなくてはいけないことも多々あります。
介護職も給料上がらないとモチベーション下がるよね。
— 月隠り (@sorairodoll) 2016年9月18日
ふわぁ〜疲れた….
肩痛いし
何もやる気でない….
給料上がらないし
ボーナスはないし
余計やる気でない….
仕事に対して
モチベーションを上げる
何かが欲しい。— あかつき&ゆうばり (@akatuki_yubari) 2016年6月13日
はあ疲れた…まじ給料上がらない出世ってなんだよwwwモチベーション上がらん…
— ゆうたま (@ooRock_y) 2016年2月25日
上記のようなツイートをみてもわかりますがかなりモチベーションはだだ下がり・・・そんなやる気が出ない時にどうしたらいいのか?を徹底解説します!
給料が上がらない理由
「うわっ…私の年収、低すぎ…?」というおなじみのあのバナー広告を見かけなくなって久しい今日この頃。そう、あの広告が流行っていたのは2011年。今から5年も前のことです。
5年ですよ、5年。
それなのに「あれっ…年収、上がってなくない…?」って思いませんか?
厚生労働省が毎年行っている賃金構造基本統計調査によると、平成27年度の平均給与額は、30万4000円。
以下、賃金構造基本統計調査による過去10年の平均給与額の推移をグラフにしてみました。
統計によると、リーマンショックによりガクンと1万円近く下がったため、5年前に比べると、平均給与は8000円ほどアップしていることになります。
しかし、過去10年で見てみると、10年前より2000円しか給料はアップしていません。
10年で2000円って微妙ですよね。松屋の牛めし並盛が消費税込みで290円なので、6杯しか食べられません。ああ、消費税、嫌な響きです。2014年に消費税が8%になり、2019年には10%に引き上げられる予定です。
出ていく金額は増える一方なのに10年で2000円しか給料が上がってないって……。
なぜ、給料が上がらないのか。
財務省が発表している法人企業統計によると、大企業(資本金10億円以上)の2015年度の内部留保は、313兆円にものぼります。内部留保というのは、純利益から税金、配当金、役員賞与などを差し引いた、いわゆる「企業の貯金額」。
しかし、313兆円という過去最高額の内部留保を更新しながらも、従業員への給与は前年度よりも1.8万円も減少しているというではありませんか。
なぜ、日本企業はそんなに貯金を持っているのに賃金を上げないのか。
その大きな理由のひとつが、「賃金よりも株主への配当を優先しているから」です。
これまで日本は「会社は従業員のもの」という意識が強く、株主への配当は低く抑えられていました。しかし、安倍政権が改革に乗り出し、配当増額を促す政策へと方向転換をしたのです。これには、公的年金の運営悪化が関係しているようです。
日本の公的年金は機関投資家として上場企業に株式投資をしています。徴収分からでは運営に足りない分を、配当金で賄おうというわけです。
将来、給料から天引きされた分の年金はしっかりもらいたいところですが、明日のご飯も大事。内部留保からちょっとでもいいから、従業員の給料にも回してもらいたいものです。ちなみに、役員報酬は前年より上がっているというので、そこはちゃっかり上げてんのかよ!とツッコミを入れておきましょう。
参照:旦那の給料に満足している人を調べた結果を解説!
給料が上がらないでやる気が出ない人は多いの?
以前、政府主催のクールジャパン推進会議において、ある民間議員が「クリエイターたちに無報酬での協力を求める」という主旨の発言をしたところ、さんざんに叩かれたことがありました。
「仕事には対価を」は当然のことです。
「給料は全然上がらないけど、やる気まんまんです!」って人は、自らを犠牲にして誰かに尽くすことに使命を感じる脳内麻薬が出ている人か、実際に麻薬を使っている人か、どちらかです。
チンパンジーですらエサという対価をもらって実験に協力しているのですから、エサ=給料をもらわなければ人間もやる気なんて出ません。
――しかし、なんとそんな公然の事実に反するような、驚くべき実験結果があります。
20世紀前半まで、前述のような「人間は報酬をもらうことでモチベーションが上がる」という考えが、心理学者の間でも主流でした。
しかし、1970年代に行われた社会心理学の実験により「金銭報酬を与えると、無報酬の時よりも行動の質や持続性が低くなる」ということが判明したのです。
具体的には、大学生を「報酬なし」のグループと「報酬あり」のグループに分けて、パズルを解かせるという簡単な作業をやらせました。この時、8分間の休憩時間(雑誌を読んだり玩具を使うのも自由)を設けて、マジックミラー越しに観察してみると、「報酬なし」のグループの方が休憩中でもパズルを解くという意欲を見せたのです。
その他にも、退屈な単純作業をやらせ「作業が面白かったか?」を尋ねる実験では、20ドルをもらったグループより、1ドルをもらったグループの方が仕事内容への満足度が高かったそうです。
こうしたモチベーションに関しての実験は多数行われ、その多くで「報酬をもらったら逆にやる気下がっちゃった」という結果が出たのです。
「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」
どうやらこれは、行動をする際の「内発的動機づけ」と「外発的動機づけ」に関連しているようです。
「内発的動機づけ」とは自分の興味や関心・好奇心に基づくもので、「外発的動機づけ」とは金銭やご褒美などの報酬や賞罰によるものです。
例えば、「面白いから本を読む」は内発的動機づけで、「受験のために本を読む」のは外発的動機づけとなります。
金銭報酬をもらってしまうと「強制されている」という意識が強くなり、「自分がやりたくてやっている」という「内発的動機づけ」が弱くなります。そのせいで、「報酬をもらったらやる気が低下した」という現象が起きたのです。
給料が上がる、上がらないにかかわらず、「やらされている、コントロールされている」と思うことが、やる気低下につながっているのです。つまり、やる気には「自己決定感や自己肯定感」が必要だということです。
「給料が上がらないからやる気が出ない」のではなく、「給料が上がらない=自分が認められていないから、やる気が出ない」のです。
給料が上がらない時のモチベーションの上げ方
「内発的動機づけ」には3つの基本的な人間の欲求があるといいます。
1つめは、有能感。
2つめは、自己決定感。
3つめは、対人交流。
給料が上がったり、世間から賞賛されたり、実力が評価されることにより「自分は認められている、有能なんだ」と感じることができれば、やる気は上がっていきます。
そして「自分がこうしたいと思ってやっている」という自己決定感を持ち、行動することで仕事が楽しいと思えるようになります。
また、そうした仕事を分かち合える仲間がいることで、モチベーションはさらにアップしていくのです。
ここ数年、幼児教育の分野では「自己肯定感」がいかに重要かと言われるようになってきました。日本の高校生の70%以上は「自分はダメな人間だ」と思っているそうです。
そして大人になっても自己肯定感がないために、仕事へのモチベーションが上がらないという人が大勢います。
そりゃ子どものころから周りと比べられ、偏差値教育を受け、大学のランキングで優劣をつけられ、新卒という肩書だけで就職してしまえば、自己肯定感が育つわけありません。
しかし、明日も仕事に行かねばならないわけで……。
手っ取り早くモチベーションを上げる方法をご紹介します。
モチベーションの上げ方1、やることをリストアップする
リストアップすることで、やるべきことの優先順位がはっきりしますし、それが本当にやらなければいけないことなのかもわかります。嫌な仕事から終わらせてしまうのもいいですし、できる仕事から片っ端からこなしていくのもよいでしょう。リストが消化されていくのを目で見るのも気持ちが上がります。リスト化し選ぶことにより、「自己決定感」が高まり、消化していくことで「有能感」もアップします。やり終わった仕事にレ点をつけるのは快感です。
モチベーションの上げ方2、他人のせいにする
悲劇のヒロインになりきる。自分は悪くない、あいつ(上司)のせい、会社のせい、社会のせい、アベノミクスのせい、と他人のせいにすることで、自分の心を軽くしてしまいましょう。
気の合う仲間や友だちに、酒でも飲みながら愚痴ってみましょう。ただし、「あなたも悪い」と現実を突きつけるような空気の読めない奴ではなく、「そうだよね」と共感してくれる人を選ぶべきです。
モチベーションの上げ方3、逃げる
できないこと、苦手なことは、できる人、得意な人に投げてしまいましょう。いっそ、転職しまってもいいんじゃないでしょうか。
まあ、そんなことは難しいのが現状だとは思うので、とりあえず、休んでしまいましょう。しっかりと睡眠をとり、美味しいものを食べ、適度な運動をすることで、モチベーションが回復します。
かっこいいと思えれば・・・モチベーションはあがる。
「目標を立てる」だとか前向きな方法ではなく、ネガティブな感情を持ったままでもできる方法を挙げてみました。
なかなか給料が上がらずやる気が出ないこともあるでしょう。
それでも日々、多くの人がモチベーションを上げて頑張って働いています。
いつか、そんな人々が「天職」だと思える仕事に出会える日が来ますように。
働くヒトはみんな、一億総かっこいいのです。