外交官の給料・年収や手取り額を解説!
外交官の給料・年収を解説します。
外交官の平均給料・給与
- 42万円
外交官の平均年収
- 20代の給料:26万円
- 30代の給料:42万円
- 40代の給料:58万円
- 初任給:25~万円
※給料年収算出については補足を参照ください
※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております
外交官の年収【年代別理想の年収プラン】
外交官としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
外交官として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ434.0万円を超える年収です。
外交官としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は630.0万円を超える年収です。
外交官となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は910.0万円を超える年収です。
目次
外交官の給料・年収補足
20代の給料:25万円~30万円(推定)
30代の給料:30万円~40万円(推定)
40代の給料:40万円~58万円(推定)
上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
1300万円~1500万円となると予測されます。
ちなみに大使・公使の場合は、91万円~117万円。
書記官(1号~12号)までは26万円~58万円。
となっております。上記は大使・公使の役職者の給与は含めておりません。
ボーナスや手当てなどを含めての年収です。
海外勤務・住宅などの手当てが数百万円あり、平均年齢も高めになっています。
そのため、平均年収は1300万円ほどになっているのですが、月額の給料だけを見るとそう高くないという結果になっているわけです。
外交官の仕事内容
外交官は、外務省専門職と言われている職業ですね。
正式には、外務事務官という名前です。
大使館や領事館などで仕事をすることになるのですが、その職務をまずは大きく三つに分けてみましょう。
・日本を代表して、意思表明や交渉・条約締結を行う
・合法的に派遣された国・その近隣諸国の情報収集と日本への報告
・日本と派遣先の国の関係を良好にする
簡単に述べると、以上のような仕事をするのが外交官です。
外交官は派遣されてきた相手国の大使と国内の大使館で会合などを行います。
自分から相手国に赴く=派遣されることもあり、実際に諸外国と「政治的な」やりとりをするのです。
また、外交官と一口で言っても官職には種類があります。
官職ごとに仕事内容が変わるので、結構ややこしいですね。
たとえば「特命全権大使」は在外公館の大使館館長で、日本の情報を広めていく仕事があります。
領事館は領事事務を行うのが仕事です。
他にも、それぞれ専門分野で仕事が分かれており、語っていくとキリがありません。
それくらい一筋縄ではいかない職業と思っていただけるといいでしょう。
外交官の給料手取り
上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
22万円~45万円となりそうです。
外交官になるには? 【資格・試験難易度・合格率】
外交官になるためには、外務省専門職員試験または国家公務員採用総合職試験または国家公務員採用一般職試験を受けなければいけません。
「外交官」としてバリバリに大使を務めて働きたいのであれば、国家公務員採用総合職試験。
「専門家」として専門分野を活かしながら外交官として働きたいのであれば、外務省専門職員試験。
「補佐役」として大使を影で支えたいのであれば、国家公務員採用一般職試験を受けることになります。
外務省専門職員採用試験は、特定の地域に精通していなければ通ることができません。
特定地域の言語・文化に精通していて、その知識や経験を活かして外交に貢献する仕事です。
外交官の試験について調べると、必ずこの試験の名前ばかりが出てきます。
それほどにメジャーですが、難易度はとても高いです。
外交を担当したい=イメージどおりの外交官になりたいのであれば、この専門職員試験か国家公務員採用総合職試験を受験しましょう。
「キャリア」と呼ばれるのが国家公務員採用総合職試験。
専門職員試験は「ノンキャリア」です。
「ノンキャリア」と言うと悪い感じがしますが、海外に赴いて仕事がしたいのであれば「ノンキャリア」の専門職員になることになります。
総合職試験のほうは、幹部職員になることが期待されるため、本省で勤務して政策決定に携わる仕事です。
そのため、ここでは専門職員試験の難易度や合格率について語ることとします。
難易度はかなり高いです。
専門性が問われる職業なので当たり前ですが、とても狭い世界になっています。
試験は、筆記メインの一次と討論や会話試験の二次に別れています。
平成26年度の受験者は総勢480人でした。
そのうち第一次試験の全科目を受験したのが290人。
第一次試験を合格したのが73人です。
最終的に合格したのは40人。
第一次試験に合格すれば、半数以上が最終合格するようですね。
ただ、その第一次試験を通過するのがとても難しいです。
外交官の求人募集の探し方
外務省のホームページにアクセスすれば、外交官の採用情報を見ることができます。
新卒者向けと社会人向け・任期付き職員・非常勤・基幹業務職員・医療職とそれぞれ情報が別れているので探しやすいですね。
現在募集が無いときには、それぞれ項目をクリックする前に「現在募集はありません」と表示されています。
外務省のホームページ・採用情報ページには、「外交官 採用」と探すとすぐに出てきますよ。
外交官の仕事の面白さ
この仕事の面白いところは、実際の「外交」に携わることができるところでしょう。
外交に携わるということは、自分が国の顔となり、国を背負って仕事をするということです。
大きなミスをしてしまえば一大事となり、日本で生きづらくなることもあるでしょう。
小さなミスも大きな災いとなることもあります。
プレッシャーが常に付きまとう仕事ですが、その分やりがいが大きいです。
諸外国のことや、諸外国と日本との間にある壁・状況などを把握することができるのも、面白いかもしれませんね。
諸外国に実際に派遣される仕事なので、飛行機に乗って全国を飛び回ることになります。
一年のうち、何日海外にいるかわかりません。
海外が好きで、語学が堪能である人であれば間違いなく「面白い仕事」でしょう。
海外に関わる仕事の究極とも言えるかもしれませんね。
向いているのは「語学堪」で「責任感のある人」です。
外交官におおい出身大学
外交官ということで、外語大学系の大学出身者が多いイメージがあるでしょうか。
実際は東大・京大・一橋大・早稲田大・慶応大の出身者が多いです。
キャリア組は国家Ⅰ種を受けるということで、やはり以上の五つの大学が多いですね。
ちなみに、学部は法学部がほとんどです。
キャリア組は法律に関わったり、制作に関わることが多いですから、法学部が有利になるというわけですね。
実際に語学を活かすのはノンキャリア組です。
ノンキャリア組=外務省専門職員試験を目指すのであれば、有名な外語大学を視野に入れておくと良いでしょう。
やはり、ここで最終的に問われるのは「語学力」ですからね。
現地で実際の業務を行うためには外語大学出身が有利で、ノンキャリア組のなかには外語大を出ている人も少なくはありません。
ただし、「少なくはない」というレベルです。
視野に入れておくのはいいですが、キャリア組もノンキャリア組も東大法学部が最も多く、有利になりますよ。
外交官って階級はあるの?(大使 公使 領事など)
冒頭でちらりと「官職」について説明しました。
外交官の種類は大きく分けると大使・公使・領事などが一般的に知られているところですね。
大使のなかでもさらに階級みたいなものがあります。
大使のトップは大使館のトップつまり特命全権大使です。
以前は特命全権公使という人も存在しましたが、公使館はすべて大使館になっているため、「在外公館の公館長」という本来の意味での特命全権公使は今はいません。
現在、公使というのは大使館で特命全権大使の次に偉い人のような意味合いで使われています。
その公使の中のトップが特命全権公使と呼ばれているわけです。
年々移り変わり、外務省内の人事によって左右されてしまいます。
領事館の中には、上から総領事・領事・副領事・領事官補といった階級があります。
書記官の中には上から一等書記官・二等・三等。
外交官補が一番下の階級です。
理事官にも同じように一等・二等・三等という階級がありますが、一番下は「補」ではなく副理事官になっています。
外交官の口コミお給料
給料:40万円
ボーナス含めたら年収は1000万は超えます。
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