年収300万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開!
目次
年収300万円の生活やお小遣いを調査
「隣の芝は青く見える」の言葉がある通り、気になってしまうのが自分の周りの人の「お金のこと」。
あいつはいくら稼いでいるのか、どのくらい自由になるお金があるのか、聞くに聞けないけれど、気になって仕方がない、という人も多いことでしょう。
そんな人のために、年収別の生活費・お小遣いの額をご紹介していきます。
自分のお小遣いは人よりも多い? それとも少ない? 結果次第ではお小遣いアップの交渉に使えるかもしれません。
サラリーマンの平均お小遣い額、既婚と独身だとどのくらい違うの?
年収300万円のサラリーマン、というのはどのくらいいるのでしょうか?
国税庁の平成28年度の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の1人当たりの平均給与は422万円。
男女別に見てみると、男性521万円、女性280万円となっています。
年収300万円以上~年収400万円未満の人は、全体の17.6パーセントとなっており、この割合はすべての年収の中でもっとも高くなっています。
つまり、年収300万円台というのが日本の労働者のボリュームゾーンとなっているわけです。平均よりも低いのですが、この年収帯の人は853万人もいます。
決して裕福ではありませんが、生きていけないほど困窮するような年収ではありません。
そんな年収300万円の人は、どのくらいお小遣い、自由になるお金を使っているのでしょうか?また、既婚と独身だと、お小遣いの金額はいくらくらい違うのでしょうか?
順を追って見ていきましょう。
年収300万円の月々の給料、手取り額は?
額面上の給料から、所得税、住民税、社会保険料などが天引きされて、手取り額となります。
所得税は年収300万円では10%、330万円を超えると20%の税率になるので、ボーダーラインの人は気を付けましょう。控除分を差し引くと、年間だいたい20万円くらいがひかれることになります。
そのほか、住民税や社会保険料を差し引くと、扶養家族の人数によっても異なりますが、
おおむね年収の8割くらいが手取りになります。計算すると、年収300万円の人の手取りは240万円くらいです。月々の手取りは20万円くらいでしょう。もしもボーナスが4か月分あるとすると、手取りは15万円となります。
年収300万円のお小遣いの平均はどのくらい?
新生銀行が毎年行っている「サラリーマンのお小遣い調査」によると、2017年の男性会社員の平均お小遣い額は3万7,428円となっています。
ただし、年代によってその金額は異なっています。
同じ男性でも20代、30代、40代は3万円台半ばくらいの金額であまり変わりませんが、50代になると4万4,040円と、1万円近くアップしています。
これは恐らく、50代ともなれば年収が上がり生活に余裕が出ている、ということや、子供が手を離れて子供にかかるお金がなくなったことなどが原因ではないかと思われます。
また、女性会社員の場合、お小遣いの平均金額は3万3,951円と、男性よりも低い結果となりました。
これは、平均年収が男性より低いことが理由だと考えられます。
しかし、女性の場合は男性とは反対に、20代が4万2,123円と30代、40代、50代よりもお小遣いが高い結果となっています。若い女性は洋服や化粧品など美容にもお金をかけているのでしょう。
お小遣いは年代だけでなく、独身か、結婚しているか、でも変わってきます。
結婚していても、共働きか、専業主婦(主夫)か、という違いと、子供がいる、いない、でも平均金額が違います。
もっともお小遣いの金額が高いのが、独身者です。独身の場合、お小遣いは4万3,716円です。もっともお小遣いの金額が低いのが、既婚で専業主婦を養っていて子供がいない人。お小遣いは2万9,860円です。
どうやらサラリーマンのお小遣いは、
・年齢(=年収)
・共働きか専業主婦か
・子供の年齢
によって変動するようです。
年収1500万円の割合
国税庁の「民間給与実態統計調査」の平成27年度の結果をもとに、年収帯の人数別パーセンテージをグラフにしてみました。
国税庁の「民間給与実態統計調査」の平成27年度の結果によると、年収1500万~2000万円の人は0.7%です。
労働者全体を見ても、年収1500万円を超える人は約1%しかいません。
ごく一部の人のみが、年収1500万円を得ていることになります。年収1500万円の人にとっては、周りにいる99%の人が自分よりも年収が低いということです。
年収300万円の年収別の小遣い平均額
新生銀行の調査では、年収別の小遣い平均額は算出されていないので、給料バンク独自に算出してみることにしました。
・男性会社員の平均年収:521万円
・男性会社員の平均お小遣い金額:3万7,428円
お小遣い金額は、年収のおよそ0.7%となっています。
ということから、年収300万円の人のお小遣い金額は、
・300万円×0.7%=2万1000円
となります。
また、独身者の場合は年収×0.8%、既婚者の場合は年収×0.6%となることから、
・独身:300万円×0.8%=2万4000円
・既婚:300万円×0.6%=1万8000円
と算出しました。
年収300万円台の人の、平均小遣い額は以下の表のとおりです。
このほか、給料バンク独自に100人アンケート調査を行った結果、年収300万円の人のお小遣いの平均金額は4万1400円となりました。
最低金額は5000円、最高金額は10万円でした。
アンケート結果の平均金額が新生銀行の調査の平均よりも高くなっているのは、アンケートに答えた人の6割が女性であったことが主な原因だと思われます。
新生銀行の調査でも、20代の女性は50代の男性並みのお小遣い4万2000円であったことから、アンケートの結果と近いといえます。
同じ年収でもその人の性別、配偶者の状況や子供の有無などによってお小遣い金額は異なることから、上記の結果はあくまでも参考として考えてください。
年収300万円で楽しめる趣味
年収300万円の人は、どのような趣味を楽しめるのでしょうか。
独身者の場合は自分の裁量で収入を好きなことに使うことができますが、既婚者ではそうもいきません。
それほど生活に余裕があるわけではないので、できるだけお金のかからない趣味を持つことが重要になります。
あまりお金のかからない趣味としては、
・読書(図書館利用)
・散歩、ウォーキング、ランニング
・筋トレ
・ブログ、SNS
・スマホ、ネットゲーム(課金なし)
などが挙げられます。
また、お金のあまりかからない創作活動などもおすすめです。例えば、
・切り絵
・俳句
・小説
・イラスト
などは、自宅にいながら最低限の道具や材料があればできる趣味です。
年収300万円の人はお小遣い平均2万1000円なので、その金額の中から趣味にお金を使うこともできます。
ジムに通ったり、仲間と草野球やフットサルなどのスポーツに興じたり、好きなバンドのライブに行ったりなど、頻度が多くならなければ十分に楽しめることでしょう。
ただし、道具や服にこだわったり、趣味仲間と飲み会に行ったりするようになってしまうと、あっという間にお小遣いの額を超えてしまいます。
そのあたりのバランスをうまく調節できる人でなければ難しいかもしれません。お金をかけず、自宅で一人で没頭できる趣味にしておいた方が無難でしょう。
年収300万円がお小遣いを増やすためにしている節約方法
年収300万円の人がお小遣いを増やすためには、無駄を削るというのが一番手っ取り早い方法です。
「電気を消す」とか「コンビニに寄らない」など、生活の中での小さな節約を行っていくのは当然ですが、もっとも節約できるのは固定費です。
・住居費
・保険料
は、毎月当たり前のように払っているかもしれませんが、本当に今のままでいいのか、見直してみることが必要です。
一駅離れるだけで、家賃は数千円~1万円くらい下がるかもしれませんし、部屋の広さも一人暮らしだったらもっと狭くても大丈夫かもしれません。
また、保険に関しても、今の自分に必要な保障なのか、よく考えてみましょう。ファイナンシャルプランナーなどプロに相談するのも一つの方法です。
支出の中でも大きな割合を占めている固定費を、毎月確実に減らしていくことにより、年間で大きな金額を節約できることになります。
お小遣いを増やす方法その1 サラリーマンができる副業
年収が頭打ちのサラリーマンでも、収入を増やす方法があります。それが、副業です。
副業で得たお金は丸々自分のお小遣いにすることもできるので、生活に潤いが出ることでしょう。
定時に上がれる人や、完全週休二日制で土日は確実に休めるという人は、アルバイトやパートをしてみてはいかがでしょうか。
夜だけ居酒屋や工事現場で働いたり、週末だけ単発のイベント設営の仕事をしたりなど、働く場所は多種多様です。成果にかかわらず確実にお金がもらえる時間給は、もっとも確実に稼げる方法であるといえます。ただし、体力に自信があって、まとまった時間がある人でなければできません。
自宅でできて、隙間時間を利用できる方法としては、ヤフオクやメルカリなど、オークションサイトやフリマアプリを使った副業です。身の回りの物を整理できる上にお小遣いまで稼げるのでおすすめです。
サラリーマンという立場と経験をフルに活用する副業も存在します。
・Saleshub(セールスハブ)
初期費用をかけずに副業をはじめるなら「Saleshub」
営業を仕事にしている人におすすめなのが、Saleshub(セールスハブ)です。
企業に企業を紹介して、アポをセッティング(仲介)するだけで、お祝い金がもらえる仕組みです。本業では自分の仕事に関係のある人や企業しか紹介することがなくても、その仕事で培った人脈を副業に利用することができるのです。
・日本結婚相談所連盟(開業)
株式会社IBJが主催している、結婚相談所を自分で開業してしまう、という副業です。
会員の入会金や月会費、成婚料、パーティー参加料などによって収益を得ます。今はインターネットでやり取りができるので、全国を対象にして手広く会員を得ることができます。初心者には難しいかもしれませんが、セミナーに参加して電話やメールでのサポートもあるから安心です。
・遊べるポイントサイトwarau
副業にあまり時間がかけられない、という人にはポイントサイトがおすすめです。
簡単なゲームやショッピングでポイントを貯めて、現金や電子マネーに交換するという方法です。
これなら隙間時間にできるので、忙しいサラリーマンでも簡単にできます。一回の金額は少額でも、積もり積もればなんとやらで、お小遣いの足しにはなります。
副業にはいろいろな種類のものがあるので、自分があとどのくらい稼ぎたいのか、時間はどのくらい取れるのか、などをよく考慮して、本業の負担にならない程度に始めてみましょう。
会社によっては就業規則により副業を禁止していることもあるので、副業を始める前に確認してみてください。禁止されているのに副業をしていると、最悪、会社にバレて解雇されることもありえます。
実際の300万円の方のお小遣いの使い方【まとめ】
年収300万円の人は、お小遣いを何に使っているのでしょうか?
給料バンクのアンケートによると、
・洋服
・化粧品
・おやつ
・外食
・食べ歩き
・競馬
・スマホゲーム(課金)
などがお小遣いの使い道として挙げられていました。
生活の中の楽しみ、自分へのご褒美として、使っている人が多いようです。
洋服を買ったり、好きな物を食べたりすることで、ストレス解消にもなり、明日への活力にもなっているのでしょう。
年収300万円では自由になるお金、お小遣いはさほど多くなくても、使い道を間違えなければ楽しく安定した暮らしを送ることができます。
また、節約や副業をすることによって収入をアップさせ、生活にゆとりを持つこともできます。まずは自分の収入と支出をきちんと把握して、改善点を見つけるところから始めてみましょう。