日給が5万円を超えるアルバイトランキング
日給が5万円を超えるアルバイトランキング
「働きアリの法則」というものがあります。
100匹のアリがいたとすると、そのうち20匹良く働き、60匹が普通に働き、そして残りの20匹が全然働かないのだそうです。
この2:6:2の法則は人間にも当てはまるといわれ、20%の優秀な社員が頑張って、60%がリーダーに引っ張られてまぁ普通に働いて、残り20%の社員はボーっとしているというわけです。
国税庁の調査によると、年収1000万円以上稼いでいるのは、全労働者の約4パーセントほどだそうです。
優秀な20%のうちの、さらにその上位20%というわけです。エリート中のエリートです。年収1000万円というのは一流ビジネスマンの証とも昔からいわれていますが、まさにその通りです。
年収1000万円になるには、年間250日間働くとして、日給4万円以上であることが必要です。では、日給5万円を稼ぐ人の手取りと、その仕事について詳しく見ていきましょう。
日給5万円って手取りだとどのくらい?
日額2900円以上、月額だと8万8000円以上は源泉徴収がされることになっています(平成29年度)。
源泉徴収の額は「源泉徴収税額表」によって定められており、扶養家族の人数などによって異なります。
たとえば、日給5万円を日払いでもらう場合、扶養家族が0人の甲欄だと、約1万円が引かれます。日額4万円が手取りです。1ヶ月間に20日働くとしたら、月額で100万円もらえることになり、約13万3000円が引かれます。手取りは86万7000円です。
住民税、年金、保険など必要な税金を差し引くと、手取りは70万円くらいといったところでしょうか。
サラリーマンの平均年収が420万円程度だといわれているので、仮に年間250日間働いていたとしたら、日給換算で1万6800円です。日給5万円というのがかなり大変なことだというのがわかりますね。
仮に日給5万円で250日間働いたとしたら、年収1250万円です。よほどの大企業で役職がついたり出世しない限り、一般の中小企業のサラリーマンでは定年間近でも稼げない金額です。
日給が5万円の仕事やアルバイトのランキングと仕事内容
日給5万円のアルバイトはどんなものがあるのか、給料バンク独自に調べて負担度や人気度を考慮してランキングにしてみました。
※「日給5万円」の仕事は日給1万円の仕事に比べると、非常に少ないのが現状です。下記のランキングにあるものでも、常に募集があるとは限りません。
1位 治験
新薬の臨床試験などに参加する、治験ボランティアです。あくまでもボランティアであり、報酬は「謝礼」という形で支払われます。
日給というよりは、1回2泊3日で5万円、といった形で報酬が支払われることが多いようです。2週間ずっと入院して25万円くらいもらえるものもあるそうです。
また、数回に分けて何泊かの入院をする治験に参加すると、50万~70万円になることもあるといいます。
採血や薬の投与はありますが、基本的には何もしなくてもよく、3食昼寝付きで非常に楽な仕事です。
ただし、健康上のリスクを負う可能性もあり、覚悟が必要となります。
毎日治験を受けられるわけではないので、治験だけで月給100万円、年収1200万円というのは不可能です。
2位 薬剤師
資格が必要ではありますが、薬剤師の仕事は高給が得られることが知られています。
一般的には時給2500円~5000円くらいが相場ですが、まれに時給6000円での募集があることがあります。ドラッグストアなどでは薬剤師がいなければ販売できない薬もあるため、薬剤師資格を持った人はどこでも募集があります。より時給が高額になるのは、首都圏よりも、人手がどうしても足りない地方での募集となります。
8時間働けば、4万8000円、ほぼ5万円になります。
時給6000円以上での薬剤師の求人数はかなり少なくなるので、希望する場所では働けないこともあるので注意が必要です。
3位 非常勤医師
医師の国家資格を持っていなければできないので、限られた人しか応募できないアルバイトになります。時給は5000円~1万円と、超高額です。麻酔や手術を行う医師では時給1万5000円になることもあるといいます。
日給5万円どころか、8万円ほど稼ぐアルバイト医師もいるという噂です。勤務医の平均年収が1200万円といわれている中、週5日の医師アルバイトで年収2000万円を稼ぐ猛者もいるとか。安定性がないのがデメリットともいえます。
4位 アルバイト・求人情報サービスan提供「超バイト」
アルバイト情報サービスanが不定期に行っている「超バイト」という日給5万円のアルバイト企画があります。
「セルジオ越後氏に一日密着、コメントの辛口具合を調査するスタッフ募集」や「藤田ニコルと“エマリムジン”で撮影スポットをめぐるハロウィンモデル募集」など、企業や映画、イベントなどとコラボしたアルバイト企画を多数行っています。究極の単発バイトであり、1度参加したらたぶん2度目はないと思われます。面白い経験がしてみたいという人は、応募してみてもいいのではないでしょうか。
5位 カニ漁船漁師
カニ漁船の漁師はその仕事の過酷さから、月給は歩合がついて100万円となります。ただし、体感温度マイナス30度、1日の労働時間は20時間になるという日もあるといいます。
ベーリング海のカニ漁師になると、3ヶ月の操業期間で1億円を稼ぐ人もいるとか。ただし、3ヶ月で30人が死ぬとも言われているほど過酷です。死ぬ覚悟があれば、日給5万円、月収100万円も可能な仕事です。
日給が5万円を超える仕事の探し方(サイト紹介など)
日給5万円を超える仕事を、一般的な求人情報サイトで見つけることはほぼ不可能といってよいでしょう。
やみくもに仕事を探してもなかなか見つかりません。薬剤師、医師など職種を絞って探すことが重要です。
薬剤師なら、
・MC─薬剤師のお仕事
・ファーマジョブ
看護師なら、
・看護師の派遣求人なら【看護のお仕事派遣】
・看護師のための転職エージェント【ナースライフ】
医師のバイトなら
・医師バイトドットコム
などのサイトがあります。
日給1万円の仕事では軽作業、日給2万円の仕事では技術職に肉体労働が中心となっていました。
日給3万円以上の仕事では、単発ではキャンペーンも兼ねたような特殊なアルバイトや、国家資格が必要な仕事などが増えます。
そして日給5万円以上の仕事では、技能が必要な特殊な仕事や国家資格が必要な仕事と、命の危険があるような仕事が存在することがわかりました。
資格や技能がないならば、命を危険に晒さなければ日給5万円という高額な給料を手にすることはできないようです。
まれにイベントや企業とのコラボ企画などで日給5万円という仕事もありますが、PRを兼ねた仕事であり、継続して行うことは不可能です。
日給制の高額な仕事は運良く手にできても安定性はありません。定期的に継続して日給5万円の仕事をしたいならば、やはり派遣社員や正社員の職を探すという道も考えなければならないでしょう。
資格を取ったり、技能を身につけたりすることで、日給5万円の仕事に就くことができます。年収1000万円以上も夢ではありません。
上位20%のよく働く優秀なアリになるか、ボーっとしているアリになるかは、すべてはあなたの意識と努力次第です。