茶道家・茶人(家元)の給料年収や手取り額、初任給を解説!
茶道家・茶人(家元)の給料年収を解説します。
茶道家・茶人(家元)の平均給料・給与
- 60万円
茶道家・茶人(家元)の平均年収
- 20代の給料:20万円
- 30代の給料:60万円
- 40代の給料:600万円
- 初任給:50万円~70万円(給与制ではありません)万円
※上記スタイルの算出が難しいため補足説明を参照
※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております。年収は給与や取得したデータからおよそで算出しています。
茶道家・茶人(家元)の年収【年代別理想の年収プラン】
茶道家・茶人(家元)としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
茶道家・茶人(家元)として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ350.0万円を超える年収です。
茶道家・茶人(家元)としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は882.0万円を超える年収です。
茶道家・茶人(家元)となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は8,498.0万円を超える年収です。
目次
茶道家(家元)の給料・年収補足
20代の給料(収入):20万円~24万円(参考)※20代で家元になることはほぼ無いです。
30代の給料(収入):60万円~70万(推定)
40代の給料(収入):100万円~1,200万円(推定)
※茶会の報酬と、お弟子さんからの許状申請料、挨拶料などから収入は得ています。
定期的な茶会以外に、臨時収入が多いので、毎月の収入は大幅に変わることが多いです。
基本的にお弟子さんからの、許状費用が多いので、給与制ではありません。
上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
700万円~1億超えと予測されます。
※京都府家元で、有名なところでは月収で1,200万円などはよくあり、最も高い茶室では、年収数億円は稼いでいます。
また年収が低くとも、多くは資産家である場合がほとんどです。
茶道家(家元)の仕事内容
表千家、裏千家、武者小路千家が、日本では有名な家元になります。
他には織部流、他にも門弟100名以下の無数の家元が存在しています。
多くは、弟子に流派の伝搬を行うのが主体で、茶道という流派ごとのルールを教えるのがその目的とも言えます。
流派は、大きく分けて奈良流、境流、東山流が始祖にあたり、千利休のお弟子さんや、影響を受けた流派から枝分かれしたのが、敷内流、織部流、上田宗箇流(うえだそうこりゅう)、遠州流、有楽流、南坊流などが有名です。
更に、千利休の連れ子から枝分かれした流派では、裏千家、表千家の流派があり、宋旦流、宗遍流、安楽庵流、普斎流などがあります。
他には、細川三斎流派、利休の息子の石州流派など細かく分かれています。
茶道家(家元)の給料手取り
上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
40万円~690万円となりそうです。
茶道家(家元)になるには?【資格】
まずはどの流派でも構わないので、門下のお弟子さんの紹介などで、家元の認可を受けた茶会へ出席し、お弟子さんになることから初めます。
茶道の世界は、料金表があるわけではなく、入門から、小習、茶箱点などの許状申請をしながら、費用を払って相当の茶会の出席許可を得て、弟子の立場を徐々に引き上げてゆくのが、唯一の道です。
従って、学校はありません。
流派によって、許状の申請方法も異なり、基本的にその門下に入るということは、流派の収入を支えるといった側面が大きいです。
つまりは、文化継承に協力するといった姿勢がなければ、茶道家にはなれないでしょう。
茶道家(家元)の求人募集はどこで探せばいい?
入門を前提とした門下に入るのが原則ですから、求人、雇用、アルバイト一切は存在しない世界です。
観光地で行われるものは、流派とは無関係な茶会が多く、普通は一般の人が参加する事はありません。
まずは入門したい流派のある茶室か、家元、師匠のいるところへ、そのお弟子さんと接触、あるいは紹介で入門を目指すのが良いでしょう。
裏千家とか家元とかはどういう意味なの?
茶道の家元とは、元は千利休の親族やその親戚、お弟子さんから枝分かれした流派を代々受け継ぐ家系であり、本家として正統性を主張できるのが家元です。
従って、その家元の名前を継げるのは、家元からの許諾が必須となります。
多くは門弟を数百名~数千名を従え、世襲制で資産家が家元であることが多いです。
お弟子さんへの免状という、上納金制度で成り立っており、宗教や特定団体などの総本山システムと全く同じです。
表千家、裏千家とは、千利休を祖として京都市上京区に宗家があり、茶室不審菴が通りに対して表側にあったことからそう呼ばれる流派です。
裏千家は、千利休から家督を次いで、いわば血縁関係の無い他人への分家で成り立つ流派です。
表千家は非常に人数が少ないのに対し、裏千家は武者小路千家と合わせるので、全国でも茶道と言えば、裏千家となるほど規模も大きく最大の門下生が多いです。
2つの流派の違いは、細かい作法に違いあり、表千家は徳川家や、財閥系の家系に非常に縁が強い流派になります。
裏千家は華道とも通じ、商業的に成功した流派ということが出来ますね。
侘び寂びといった風情よりも裏千家は、華やかさを求める傾向があり、表千家は千利休の本来の流儀を貫くといった違いがあります。
一般的に見られる茶道のイメージは、大半は裏千家のイメージが強いようです。
有名茶人(茶道家)ってどんな人?
正しくは茶道家ではなく、茶人と呼びます。
明治初期の裏千家に尽力した人では、円能斎鉄中が有名で、現在の茶道に通じる茶器への影響もこの人が作った功績は大きいです。
一般女性が、茶道を教育の一環としたのは、この人の影響が戦前までは強かったようです。
三井物産の設立に関わった、鈍翁と呼ばれる千利休以来の大茶人と呼ばれたのが、益田孝で、茶器の収集、美術品の収集家としても有名です。
東武鉄道や南海鉄道などの事業に関わった、根津嘉一郎も青山と称した有名な茶人です。
やはり戦前からの古い財閥系の人物で、茶会で要人との交流の場に利用していたのは、非常に有名です。
また世界遺産として暫定リストとして知られる、富岡製糸場を保有する実業家だった、原富太郎も、山渓という称号を持つ有名な茶人です。
宝塚歌劇団や阪急電鉄などの実業家で知られる、小林さん。
他は、現在の東急電鉄、東京急行電鉄創業者、五島慶太も茶人として陰ながら知られる人物ですね。
多くは名門実業家が茶道の世界では、非常に有名な茶人が多いです。
茶道家(家元)の口コミお給料
給料:0万円
茶道を習いにいっているので稼いではいません。
給料:0万円
裏千家の茶道を週に2回程習いにいっています。
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