漫画家の給料年収や手取り額、初任給を解説!
漫画家の給料年収を解説します。
漫画家の平均給料・給与
- 53万円
漫画家の平均年収
- 20代の給料:53万円
- 30代の給料:53万円
- 40代の給料:53万円
- 初任給:17~万円
算出については補足参照ください
※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております。年収は給与や取得したデータからおよそで算出しています。
漫画家の年収【年代別理想の年収プラン】
漫画家としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
漫画家として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ812.0万円を超える年収です。
漫画家としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は784.0万円を超える年収です。
漫画家となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は840.0万円を超える年収です。
目次
漫画家の給料・年収補足
20代の給料:53万円(推定)
30代の給料:53万円(推定)
40代の給料:53万円(推定)
漫画原稿料、1ページあたり新人9000円として、×19ページ(単発)で初任給を算出。
月刊誌(連載)1ページあたり1万円×30ページ=30万円、
週刊誌(連載)1ページあたり1万円×19ページ×4週=76万円、
月刊・週刊の平均を取って53万円で、20代以降の給料を算出しています。
上記原稿料のほか、コミックの売上によって印税が上乗せされるため、給料は人によって大きな差があります。
上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
204万円~636万円となると予測されます。
漫画家の手取り
上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
14万円~42万円となりそうです。
漫画家の仕事内容
漫画家は、出版社などの依頼を受けて作品を執筆し、雑誌掲載時の原稿料や単行本の印税などから収入を得ます。
少年漫画、少女マンガ、ルポ漫画、四コマ漫画、など多種多様なジャンルがあります。
最近では、電子書籍やWEBコミックなどデジタル媒体で作品を発表する漫画家も増えています。また、企業のPR漫画など、広告業界でも漫画家の需要があります。
まずは描こうとしている漫画の構想を練って、調査・取材し、ストーリーを決定。その次に、途中でページが不足したり話に矛盾が出ないように連載1話ごとのネームを作成します。編集者のチェックを経て、下書きをし、ペン入れ、仕上げ、と進みます。
最近ではデジタルで漫画を描く漫画家も増えていますが、手描きにこだわり続けている人、仕上げのみデジタル処理をする人もいます。
漫画家の職種・職場別給料年収(アシスタント)
漫画家の収入は主に、「原稿料」と「印税」と「その他」の三種類があります。
「原稿料」は雑誌1ページ当たり数千円~数万円と、漫画家と出版社の契約によって決まります。
大手の週刊漫画雑誌で、原稿料は1ページ当たり9000円~1万円であることが多いようです。
1週分19ページとして、ページ単価1万円だと、19×1万=19万円が原稿料になります。
1ヶ月4週間分だと、19万×4=76万円が、1ヶ月分の原稿収入です。
その中から、画材料やアシスタントの人件費など、多くの経費を支払わねばなりません。
「印税」は約10%となっています。しかし、すべての作品がコミック化されるわけではないので、漫画家は連載を持つことが収入を安定させるためにも最も重要となります。
一方、アシスタントの給料はつく漫画家によって千差万別です。
専属のアシスタントとして固定給をもらうこともあれば、単発の仕事で日当をもらうこともあります。
時給1200円×8時間のこともあれば、24時間拘束されて日当8000円、二泊三日の単発で3万円、などということもあり、人や条件によってバラバラです。
その漫画家の1ページあたりの原稿料(数千円~数万円)がアシスタントの日当、という噂もありますが、それ以上もそれ以下もたくさんあります。
漫画家年収ランキング
2015年の作品売り上げランキングをもとに、有名漫画家の年収を調べてみました。
1位 尾田栄一郎「ONE PIECE」推定年収5億9200万円 (売上1410万部)
2位 鈴木央「七つの大罪」推定年収4億3300万円 (売上1030万部)
3位 諫山創「進撃の巨人」推定年収3億6800万円 (売上877万部)
4位 松井優征「暗殺教室」推定年収3億6100万円 (売上860万部)
5位 原泰久「キングダム」推定年収3億6000万円 (売上856万部)
コミックの売上部数による推定年収なので、このほかにアニメや映画の原作料、グッズのロイヤリティなどがあると思われます。
出版社別漫画家年収ランキング(ジャンプ・マガジンなど)
漫画雑誌二強である「週刊少年ジャンプ」(集英社)と「週刊少年マガジン」(講談社)。
現在の発行部数は少年ジャンプが約200万部、少年マガジンが約100万部です。
歴代の少年ジャンプと少年マガジンの漫画家別印税ランキングを調べてみました。
【少年ジャンプ】(集英社)
1位 尾田栄一郎「ONE PIECE」 推定印税134億円(累計売上3億2086万部)
2位 鳥山明「ドラゴンボール」 推定印税66億円(累計売上1億5700万部)
3位 秋本治「こちら葛飾区亀有公園前派出所」 推定印税65億円(累計売上1億5650万部)
4位 岸本斉史「ナルト NARUTO」 推定印税56億円(累計売上1億3500万部)
5位 井上雄彦「SLAM DUNK」 推定印税50億円(累計売上1億2000万部)
【少年マガジン】(講談社)
1位「金田一少年の事件簿」さとうふみや・天樹征丸 推定印税37億円(累計売上9000万部)
2位「はじめの一歩」森川ジョージ 推定印税31億円(累計売上7550万部)
3位「進撃の巨人」諫山創 推定印税18億円(累計売上4200万部)
4位「シュート!」大島司 推定印税17億円(累計売上4000万部)
5位「釣りキチ三平」矢口高雄 推定印税16億円(累計売上3800万部)
少年ジャンプの圧勝となっています。
漫画家の印税って何%ぐらいなの?(単行本・週刊誌・グッズ)
漫画の印税は発行部数によって異なりますが、8%~10%となっています。(ほとんどが10%と言われています。)
少年誌のコミックが約440円なので、10%の印税とすると、1冊あたり44円の印税となります。
仮に、1000万部発行されたとすると、印税は4億4千万円となります。
そのほかに、漫画に関連するグッズや、映画化やドラマ化、アニメ化、ゲーム化された際に原作料などの、収入が発生します。
グッズは販売価格の10%が収入となり、おもちゃは5%といわれています。
パチンコ台になると1台30万円ほどするので、10%もらえるとすると、1台当たり3万円となり、入ってくる金額も大きくなります。
映画化の原作料は100万円~700万円といわれており、漫画家や出版社のランクによって金額は異なります。原作料のうち出版社が手数料やマネージメント料として40~20%を引くので、漫画家には60万円~580万円が入ることになります。
アニメ化されると、アニメ1話当たり10万円~15万円が漫画家に支払われるといわれています。
また、ゲーム化されると、ゲーム1本当たり3%のロイヤリティが発生するそうです。
漫画家や代理契約する出版社などによって金額やパーセンテージは異なります。
漫画家になるには?
漫画家になるには、学歴や資格は一切関係ありません。必要なのは、面白い漫画を描く実力です。画力・構成力・発想力など、卓越した技術とセンスを身につけることが重要となります。
多くは、学生の頃から(子どもの頃から)独学で漫画を描き続けて腕を磨き、作品を新人賞へ投稿したり出版社に持ち込むなどして、プロの編集者に読んでもらうチャンスを掴みます。実力を認められれば、担当の編集者がつき、デビューすることになります。
少女漫画などでは現役高校生、または中学生が漫画家デビューすることも珍しくありません。
最近では専門学校や大学でも「マンガ学科」などがあり、絵の描き方やストーリーの作り方を学ぶことができます。
プロの漫画家や編集者からアドバイスをもらうことができる機会もあり、卒業後に商業誌でデビューした人もいます。
また、下積み時代に漫画家のアシスタントとして仕事場に勤め、背景や原稿の仕上げなどを担当しながら、技術を身につけることもできます。給料は漫画家から支払われます。アシスタントを経験し、後に有名漫画家になった人もたくさんいます。
漫画家の口コミ
給料:10万円
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自分で最初から何かを作れるというのはなかなかないですよね?僕は自分で一から何かを作るのがとても好きなので漫画家に憧れました。
それと国語の先生に作文や詩を褒められ、将来は作家にでもなるんですか?と苦笑いしながら言われましたw
その事が嬉しくて自分の想像力を使ってできる仕事を探した結果、漫画家という職業が見つかりました