そば屋店主・そば職人の給料年収や、高年収になる方法、求人の探し方、口コミ本音年収|「給料BANK」

そば屋店主・そば職人の給料・年収を解説します。

そば屋店主・そば職人の年収【年代別理想の年収プラン】

そば屋店主・そば職人としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。

そば屋店主・そば職人の給料・年収補足

20代の給料：24万円（推定）
30代の給料：27万円（推定）
40代の給料：33万円（推定）
　
そばの歴史は古く日本へ伝来したのは、奈良時代よりも前だと言われています。そばは漢字で蕎麦と書きますが南北朝時代の「拾芥抄」に、そばと猪や羊の肉との食い合わせを禁じる文面があります。
そばはお寿司や天ぷらなどと並ぶ日本の代表的な料理の一つですが、一人前のそば職人になるまでには約3年近くの修業が必要だと言われています。
さらに独立してそば屋店主になるのは、そば粉を挽く石臼が高くそば屋の開業資金は思いの外かかります。
そば屋店主の給与や年収は来店するお客様の人数によって違ってきて繫盛店のそば屋店主の給与や年収は高く、一方では一般的なサラリーマンの給料や給与にも届かないそば屋店主もいるかもしれません。
またそば職人の給料や給与も求人情報を見ても他の飲食業と大差はありませんが、大手チェーン店が少なくほとんどが個人商店なので決して高くはありません。
それとそば職人の場合は一般のサラリーマンのようにボーナスがないか、ボーナスがあっても少ないので年収に換算するとかなり低くなります。
　
　
上記平均給与から算出してみると、年収はだいたい
350万円～380万円となると予測されます。
　
【各地域の求人】
札幌の求人調査結果：12.5万円～22万円（月収）
東京の求人調査結果：16万円～25万円（月収）
大阪の求人調査結果：15万円～23万円（月収）
福岡の求人調査結果：14万円～22万円（月収）
　
大手そば屋を見てみると求人は基本時給制となっておりそこから昇格していく形になるようです。

そば屋店主・そば職人の手取り

上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
19万円～24万円となりそうです。

そば屋店主・そば職人の仕事内容

美味しいそばをお客様に提供するには良質の水が欠かせず、昔から天然の美味しいがある地域には美味しいそば屋があると言われています。
こだわりの手打そばを作るそば屋さんやそば職人の朝は早く一鉢二延し三包丁と呼ばれる手順で、だいたいそば粉8割に対してつなぎとして小麦粉を2割の割合でそばを練っていきます。
そば打ちはゆっくり行うとそばの生地が乾き、プツンと切れてしまうのでスピードが大事です。
ただそば打ちはそば職人が手作業で行うためどうしても時間が掛かり、そばは酸化しやすいためあまり作り置きができないため当日の朝に仕込むのが普通です。
そのためその日にどれくらいのお客様が来られるかに合わせて、どの程度のそばの量を作るかを判断していきます。
そば打ちが終わったら今度はつゆを作る準備をして、店内やお店の前などを清掃して開店に備えます。
お客様が来られたら店員がお客様から注文を聞き、その注文に合わせてそばを茹でたり天ぷらを揚げたりします。
お客様が帰られたらお店の清掃や食器を洗ったりし、そば屋店主の場合は伝票の整理や帳簿付けなどの仕事が残っています。
さらに従業員がいれば時には求人をしたり、接客を指導したりお店のオーナーとしての仕事もあります。

そば屋店主・そば職人になるには？【資格・試験難易度】

そば職人になるには特に資格も学歴も必要がなく、どこかのそば屋さんで働き修行をするのが一般的です。
昔から「包丁三日のし三ヶ月木鉢三年」という言葉があり、一人前のそば職人になるまでには約3年の修業が必要だと言われています。
ただ最近ではそば屋さんで厳しい修行をするのではなくそば打ちなどを教えてくれる学校もあり、例えば長野県塩尻市にあるNPO法人の信州そばアカデミーでは日本の伝統的な食文化であるそば打ち技術を一から教えてくれます。
ただそば職人でなくそば屋店主になるには何処にそば屋さんを開くかを決め、店舗の賃貸借契約を交わしたりお店の内装をしたり開業準備をしないといけません。
さらに場所によっては宣伝や広告も必要で、従業員の募集などもしないといけません。
また管轄の保健所で営業許可証を申請したい、税務署に行って帳簿のことや税金面など相談に行ったほうが良いでしょう。

そば屋店主・そば職人の求人の見つけ方

そば職人の求人の見つけ方ですがもし個人経営のおそば屋さんであれば、お店の前にそば職人募集の張り紙がしてあることもあります。
新聞や求人誌でもそば職人の求人を見かけることもあり、また地方であればハローワークにそば職人の募集があることもあります。
何店舗かそば屋を展開している企業であれば、その企業のホームページにそば職人の求人が掲載されていることもあります。
また全国的にそば屋など飲食店をチェーン展開している企業のなかには、そば屋店主を募集しているところもあります。
　
【この仕事を募集している企業】
・ゆで太郎(信越食品株式会社、株式会社ゆで太郎システム)
・そばあずま(株式会社ウエスト)
・名代富士そば（ダイタンフード株式会社）
など

そば屋店主・そば職人で高年収になるには？

そば職人の給与や年収は他の飲食業と比べてもあまり大差はなく、一般のサラリーマンのように年功序列で高年収になれる可能性は少ないと言えます。
しかしどこかのおそば屋でそば職人として修業して独立開業して、そば屋店主になれば高年収になる可能性も十分にあります。
ただそのためにはそば職人としての腕を磨くだけでなく、お店のオーナーとして店舗経営のこともしっかり学んだ上で独立する必要があります。
そうしないと全国に約2万5000のおそば屋さんがありますが、毎年のように3000店前後のおそば屋さんがオープンしそれとほぶ同じ数だけ閉店しているからです。

そば屋店主・そば職人のかっこいい所・辛い所

そば屋店主・そば職人の給料年収の本音口コミ

21才　給料：17万円

高校を中退してそば屋でアルバイトをしていましたが、どこかの会社に就職して働くよりも、将来は自分のお店を持つのが夢です。
朝も早いしまだまともにそばも打てませんが、いつの日か自分が作ったそばを両親に食べてもらいたいです。

24才　給料：20万円

全国でそば屋を展開している企業で働いていますが最初は特にそばが好きというわけでなく、正社員だけではなくアルバイトにもボーナスや退職金が支給されると聞き入社しました。

32才　給料：25万円

そば屋の人気ランキングでも常に上位に入るような、老舗のそば屋でそば職人として働いています。
そば職人が技術の習得に時間が掛かるのは、その日の天気によって水の配分を調整したりするからです。
一見すると簡単そうに見える作業でも力を加えたり、力を加減したり微妙な調整が必要で難しいです。