保険業界の給料年収・業界規模・特色などを徹底解説します。|「給料BANK」

保険業界の年収や業界規模を解説します。

保険業界の業界規模

• 8兆4,700億円
  
• 平均年収：746万円
• 勤続年数：13年
  
• 平均年齢：42才

※年収は有価証券報告書を参考に独自に算出しています。

保険業界の年収・特色

怪我や病気等のリスクに備えて「安心」を売る保険業界。少子高齢化等の課題もあるが、ニーズに応えた多様な保険商品を開発して活路を探っている。
合併により社名が長い会社が増えた。女性が多い職場だけあって、産休・育休やファミリーサポート休暇等、福利厚生が手厚い所も多い。
保険営業は結果を出せればそれが収入アップに直結するため、外交員としてバリバリ働く女性も多数在籍。
かつては「生保レディ」と呼んでいたが、最近では「ライフデザイナー」などと呼ぶ企業もある。
フルコミッションで年収1000万円以上を稼ぎ出す強者もいるとか。一方、外資系では自社に外交員を置かず、代理店で契約を取っている所も多い。
優秀な人材は銀行等ほかの金融業界からもヘッドハンティングされる業界だ。

保険業界の就職に向いているタイプ

丁寧な対応が顧客を増やすと言っても過言ではないので、「契約さえ取れればいい」と考えているタイプは失敗する。
紳士的な対応ができる誠実なタイプが最終的に成功を収める。

業界が誇る特殊な慣例や習慣など

女性が多い職場だけあって、産休育休やファミリーサポート休暇など、福利厚生が手厚い。保険営業は結果を出せればそれが収入アップに直結するため、外交員としてバリバリ働く女性も多数在籍。
かつては「生保レディ」と呼んでいたが、最近では「ライフデザイナー」などと呼ぶ企業もある。フルコミッションで年収1000万円以上を稼ぎ出す強者もいる。

業界の口癖

すぐに仲良くなるコミュ力の高いキャラ。
リアクションが大きく聞き上手で、すぐに打ち解けて信頼を得る。
お土産やノベルティをたくさんくれるが、「気にすることないですよ」「当然のことをしたまでです」とさり気なくアピールして恩を着せてくる。

保険業界あるある

起源・業界誕生

日本の生命保険の始まりは、1867（慶応3）年、福沢諭吉が著書「西洋旅案内」の中でヨーロッパの『近代的保険制度』を紹介したことがきっかけ。
1881（明治14）年には、日本で最初の近代的生命保険会社である明治生命（現在の明治安田生命）が設立。その後、1888（明治21）年に帝国生命（現在の朝日生命）、翌1889（明治22）年には日本生命が設立された。
しかし、当初は「人の生死によって金儲けをするのか」という誤解に基づく批判もあり、定着するまでには時間がかかった。1898（明治31）年、生命保険事業の正しい発展と秩序を保つために生命保険会社談話会（生命保険協会の前身）が設立された。
さらに1899（明治32）年には、政府が保険事業の取り締まりに動き出し保険業法を制定、各社統一の約款が制定されるなど、業界内部はしっかりと整備されていった。
生命保険の歴史は世界的には約1000年、日本では約130年。

業界の歴史的背景

中世ヨーロッパでは、商人たちは職業ごとに同業者組合「ギルド」を作り、冠婚葬祭など組合員の経済的マイナスを組合全体で分担しあっていたことから、このギルドを生命保険の起源とする説がある。
さらに、17世紀のイギリスにおいて、教会の牧師たちが組合を作り、自分たちに万が一のことがあった場合に遺族へ生活資金を出すために保険料を出し合う制度をはじめた。
しかしながら、この制度では全員が同じ金額の保険料を支払っていたが、人の死亡率は年齢とともに上がっていくので、若い人よりも年をとった人の方がお金をもらえる可能性が高く不公平だった。
そのため組合はほどなく解散してしまった。
その後、イギリスのジェームス・ドドソンという数学者によって、公平な保険料分担の方法が発見され、1762年に世界で初めて近代的な保険制度に基づく生命保険会社が設立されることになる。

業界のおもしろ三すくみ

介護・福祉業界の足りない部分を保険で補っている面があるため、強い。自動車会社はお得意様なので、弱い。イバルは金融商品を扱うことから銀行業界。仲が良いのは「老後の安心を保証する」ということで介護・福祉業界。

保険業界にかかわる職業

保険業界にかかわる職業をピックアップしてみました。
　
・保険外交員
・保険会社社員（セールスレディ）
・アクチュアリー