銀行業界の給料年収・業界規模・特色などを徹底解説します。|「給料BANK」

銀行業界の年収や業界規模を解説します。

銀行業界の業界規模

• 21兆9,352億円
  
• 平均年収：861万円
• 勤続年数：13年
  
• 平均年齢：38才

※年収は有価証券報告書を参考に独自に算出しています。

銀行業界の年収・特色

営業はノルマもあり厳しいが、結果を出せば給料も大幅アップ。ただし上に登るには「空気を読む力」も重要となるとか…。
半沢直樹の世界もあながちフィクションではないほど、ハードな職場もあるなんて話も!?　部署や支店によって雰囲気が異なるらしい。サイン（署名）よりもハンコが重視される。独特の業界用語が多々あり、「だいてください」は「代金取立手形ください」の略でロマンスは生まれない。
夕方に勘定が合わないと100 円でも必死に探し回るなど、本業故にお金にはシビア。コンプライアンスに厳しく、お金に関する信用度が高いため、プライベートの冠婚葬祭で受付を任されることも多いらしい。
年功序列でお堅めの社風のところが多いが、メガバンクは高収入で安定しており、社会的ステイタスも高いため、就職人気は衰えない。

銀行業界の就職転職に向いているタイプ

地道なPC作業や現場作業がメインとなるので、コツコツとした作業が苦にならない職人気質の人に適性がある。出版業界と対照的に縁の下の力持ち的ポジションなので、堅実なタイプが多い傾向。

業界が誇る特殊な慣例や習慣など

営業はノルマもあり厳しいが、結果を出せば給料も大幅アップ。
ただし上に登るには「空気を読む力」も重要となる。
サイン（署名）よりもハンコが重視される。「だいてください」（代金取立手形ください）など独特の業界用語も使う。「明日お休みいただきます」→「お休みありがとうございました」を周囲に言ってまわらねばならない。飲み会の翌日も「ありがとうございました」。札束を見ると数えたくなる。

業界の口癖

余計な疑問を抱かず、素直に優等生として歩んできたキャラ。服装も髪型もピシッとしている。
愛想笑いはしても目は笑っていない。
お金には超シビア。常に敬語で、年上には「ありがとうございました」と深々頭を下げる。口が固く、信頼度も高い。しかしパワハラも多い業界といわれており、普段はおとなしいのにキレると怖い。

起源・業界誕生

17世紀ヨーロッパ、1694年にイギリスでつくられた「イングランド銀行」が最初の銀行。
日本で本格的な銀行が誕生したのは19世紀で、1873年（明治6年）に設立された「第一国立銀行」が第一号。銀行（Bank）という用語は、中世イタリアの市場で用いられた商人の取引台（Bench)、すなわちイタリア語のBancoに由来する。古代から数えると、約5000年の歴史があるといえる。
日本では、鎌倉時代にお金の貸し借りを担う業者「土倉（どそう）」があった。土倉は、当時のお寺や神社が営んでいた金融業のことで、お金を貸し出したり、人々からお金を預かって利息を払うといった業務をしていた。
江戸時代には金・銀・銅の交換を専門とする商人「両替商」が発達。
経済活動が活発化するにしたがって巨大な富を得るようになり、単なる両替だけではなく、人々からお金を預かったり、貸し付けたり、遠く離れた土地へ送金をしたりするなど、今の銀行のような役割を果たした。両替商の三井、住友は後に大手銀行グループへと発展していく。

業界の歴史的背景

古代から貨幣鋳造や両替、貸付はおこなわれており、起源は正確には不明。
メソポタミアでは紀元前3000年に寺院や王室の国庫、民間の土地所有者による利息をともなった貸付が行われていた。
ギリシアでは紀元前7世紀頃からデルフィ神殿が金塊と宝物の貯蔵所となっていた。アテネ経済は紀元前6世紀から5世紀に銀行家の原形も生み出した。
12世紀後半から14世紀中頃にかけて、イタリアの商人社会は銀行の技術と専門性を生み出した。これによりルネサンス期から近代初期にかけて、現代に通じる銀行制度が作り上げられた。

業界のおもしろ三すくみ

金を貸しているという立場から、メーカー各社には非常に強気。特定の業界に弱いということはないが、大恐慌など起きると破綻する可能性はある。
ライバルは保険業界。金融商品を扱うことから、ライバル関係にある。仲が良いのは不動産業界。一緒に大きな金を動かしている。

銀行業界にかかわる職業

銀行業界にかかわる職業をピックアップしてみました。
　
・銀行員
・ファイナンシャルプランナー
・受付