幼稚園教諭の給料、手取り、初任給|「給料BANK」

幼稚園教諭の給料年収を解説します。

幼稚園教諭の年収【年代別理想の年収プラン】

幼稚園教諭としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。

幼稚園教諭の仕事内容

幼稚園は、文部科学省の管轄下にあり、小学校や中学校と同じように学校教育法に基づいた施設で、義務教育やそれ以降の教育の基礎をつくるために、子供を保育して心身の成長を促す場所です。
仕事は、子供と遊んだり、歌ったり、何かを一緒にしたりする保育や食事の世話、預かり保育などの他、保育や行事の計画・準備、バス通園の幼稚園ならバスでの送迎、教室の掃除、備品の準備など子供と過ごす以外の仕事が意外に多くあります。
研修に参加するのも仕事です。
勤務時間は8時から17時のところが多いようですが、実際は子供が帰った後の仕事が多く、残業や持ち帰りは当たり前という園も。
特に、行事の前は計画から準備、練習と非常に忙しく、衣装や小道具を作ったりしなければならないので大変なようです。
休暇がとれるかどうかは園によって違いますが、人手不足のところが多く、病気でも休めないところもあります。
それでもこの仕事を続ける人が多いのは、子供が好きだからという理由に尽きるようです。
将来を背負う子供たちを育む仕事のやりがいは抜群です。

幼稚園教諭の給料手取り

上記平均から算出してみると、手取りはだいたい
14万円～23万円となりそうです。

幼稚園教諭 給料は公立と私立では違いあるの？

初任給ではさほどの差はありませんが、昇給や福利厚生の面では圧倒的に公立の方が充実しており、5年後、10年後の給料は公立の方が高くなる傾向があります。
というのも、公立の幼稚園の給与体系は公務員の扱いだからです。
長く働いている人が公立に多いのは、福利厚生がきちんとしているため、産休や育休も取りやすく復帰しやすい環境があるためでしょう。
私立幼稚園の場合は、給与体系は独自に決められるので、経営が健全で、園長が人材を大切にする園であれば比較的給料が高い場合もありますが、多くの場合、公立より安いのが現状です。
仕事内容は同じですが、私立幼稚園の方が行事が多く、その分、幼稚園教諭の負担は大きいといえるでしょう。

幼稚園教諭が給料あがるにはどうしたらいいの？（給料ＵＰ方法）

幼稚園教諭が給料アップを目指すには、1つの方法として、給料の高い幼稚園に転職することが挙げられます。
転職する場合は、給料だけでなく、子供たちがいきいきと過ごしているか、行事はどうか、長く働いている教諭はいるかなどもチェックしましょう。
給料が高くても休みが取りにくく、仕事が長時間でハードという園もあるので、自分に合うかどうか、しっかり見極めましょう。
他には、幼稚園教諭の資格だけを持っているなら、保育士の資格も取得して、保育所に転職するという方法もあります。
公立の保育所なら公務員ですし、保育時間がもともと長時間で交代制があるので、幼稚園教諭ほど長時間勤務にならないことが多いでしょう。
もちろん、保育所によって状況は違うので、勤務状況は確認が必要です。
「幼保連体型こども園」の構想が進んでいるので、幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持っておいた方が今後、働きやすいでしょう。
保育に活かせる何かの資格を取って、保育に取り入れ、給料アップの交渉をするという方法も考えられます。
子供が大好きで、自分の保育をしたいという人なら、雇われる側から雇う側、つまり経営者となるという方法もありますよ。

幼稚園教諭の仕事の面白さ・向いてる性格

幼稚園児というのはとにかく吸収が早いです。
本当に日々成長を続けている段階の子供と関わっているので、自分が教えたことが子供の人格形成にまで影響を与えます。
そのため、重大な責任がある仕事と言えるわけですが、それがそのまま面白さに繋がっているのです。
自分の言動・行動を子供たちが見て育つ。
　
教えたことをどんどん吸収して成長していく子供たちを見ていると、自分も「まだまだ頑張らなければ」という気持ちになります。
子供から教わることも多いですし、毎日新しい刺激と発見があるのも面白いところですね。
　
向いているのは、まず子供が好きな人。
子供が好きというのは大前提ですね。
子供が好きでなければ、きっちりとした教育を施すことはできません。
さらに、責任感のある人が向いていると言えます。
子供のその後の人生がどうなるのかの基盤であり、土台を作るのが自分たちなので、責任感はこの仕事には無くてはならないものです。
たとえ成長した子供が覚えていなくても、幼稚園での経験は人生に影響を与えるものですから。