手話通訳士の給料年収や手取り額、初任給を解説!
手話通訳士の給料年収を解説します。
手話通訳士の平均給料・給与
- 20万円
手話通訳士の平均年収
- 20代の給料:15万円
- 30代の給料:20万円
- 40代の給料:25万円
- 初任給:10~万円
給与年収は補足参照ください。
※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております。年収は給与や取得したデータからおよそで算出しています。
手話通訳士の年収【年代別理想の年収プラン】
手話通訳士としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
手話通訳士として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ280.0万円を超える年収です。
手話通訳士としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は322.0万円を超える年収です。
手話通訳士となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は448.0万円を超える年収です。
目次
手話通訳士の給料・年収補足
20代の給料:10万円~15万円(推定)
30代の給料:15万円~20万円(推定)
40代の給料:20万円~30万円(推定)
上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
200万円~300万円となると予測されます。
札幌の求人調査結果:求人無しのため不明
東京の求人調査結果:求人無しのため不明
大阪の求人調査結果:求人無しのため不明
福岡の求人調査結果:求人無しのため不明
茨城県の求人調査結果:7万円~10万円(推定)
兵庫県の求人調査結果:15万円~17万円(推定)
手話通訳士の給料手取り
上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
10万円~22万円となりそうです。
手話通訳士の仕事内容
手話通訳士は、その名前のとおり、言葉を手話に通訳する仕事のことです。
NHKの番組などで、ナレーションが話しており、画面の右下などで小さく手話をしている人が映っているのを見たことがあるという人も多いのではないでしょうか。
ああいった仕事が、手話の通訳になります。
耳が聞こえない人に対しては手話を用いて会話をしますが、誰もがみんな手話を扱えるわけではありません。
そのため、お互いに筆談で話すなどしか方法が無いのですが、それでは円滑なコミュニケーションとはいえませんよね。
耳が聞こえない人が、他の人とスムーズにコミュニケーションをとることができるようにするのが、手話通訳士の仕事なのです。
障がい者のための仕事というイメージが一般的かもしれませんが、障がい者だけでなく、高齢者に対しても手話通訳士の仕事はあります。
そのため、障がい者関連の施設以外でも、さまざまな社会福祉施設で手話通訳士の仕事があるのです。
手話通訳士の仕事の面白さ・向いてる性格
手話通訳士の仕事の面白さは、人にはなかなか出来ないような仕事をしているという実感にあります。
手話を自在に扱うことができる人というのは、それほど多くありません。
英語を喋ることができるという人の方が、圧倒的に多いでしょう。
そういった物を扱い、人の役に立つことができるのです。
とても面白い仕事だと言えるのではないでしょうか。
この仕事に向いているのは、相手の気持ちを汲み取ることのできる人です。
言葉というのは表面上のものだけではありません。
聴覚に障がいを抱えている人は言葉を発することができず、手話で会話をします。
声色などでその言葉の表情を読み取ることができないため、その人の表情やしぐさなど、様々なところから相手の気持ちを汲み取らなければならないのです。
相手の気持ちを考えて行動できるような性格の人が向いていると言えます。
手話通訳士になるには?【資格】
手話通訳士というのは、とても高い技術が必要とされる仕事であるにも関わらず、国家資格などはありません。
何か資格を持っていなくても働けます。
ただ、介護福祉施設で働く場合や高齢者関連の施設で働く場合には、介護福祉士などの資格が求められることもありますよ。
基本的には必要ありませんが、仕事場によっては何か資格が必要となる場合もあるということです。
厚生労働省が行っている手話通訳技能認定試験・・・通称、手話通訳士試験というものがあります。
これは、合格しなければ仕事ができないというものではありません。
これに合格して登録を受けることができれば、裁判・警察・選挙など、公の場で仕事をすることができるようになるのです。
必要ではありませんが、活躍の場所を広げようと思った場合には試験を受けると良いでしょう。
手話通訳士の求人募集の探し方やどんな業種で募集しているの?
手話通訳士の求人は、ほとんどありません。
ただ、手話通訳の仕事を含む何かしらの仕事であれば、見つかることがあります。
探す場所は、ハローワークや一般の転職サイトなどが良いでしょう。
最近ではハローワークに福祉関連の相談窓口を設けているところもあるようなので、そういった場がある場合には、相談してみるのも良いかもしれません。
業種についてですが、介護福祉士・社会福祉士などといった介護関連の業種が多いです。
手話通訳士だけの仕事で生活していくことは困難ですし、そういった人は稀。
実際は介護の仕事を行いつつ、手話通訳のスキルを活かしています。
介護業界以外であれば、生活相談員など、いずれにしても福祉関連施設での勤務が基本です。
手話通訳士になるための専門学校
手話通訳士を育成している学校は全国でもあまり数が無いのですが、それでもゼロではありません。
探せば見つかります。
たとえば、日本福祉教育専門学校ですね。
社会福祉学科の手話通訳コースというコースで、手話と社会福祉の両方を学ぶことができます。
世界で「手話通訳士として」活躍する数少ない人材であり、日本手話通訳士協会委員の小林君恵さんなどを講師に迎えており、より実践的な学びができると考えられます。
日本福祉教育専門学校以外ではなかなか見つからないのですが、国立障害者リハビリテーションセンター学院の手話通訳学科というところもあるようです。
大学入学資格のある二十歳以上の人であれば入学可能で、定員は30名となっています。
少人数制栄で教えているようですね。
手話通訳士の試験難易度や合格率
手話通訳士試験の難易度についてみるには、合格率を見るのが最も早いです。
平成28年1月29日に発表された、第27回手話通訳技能認定試験の結果を見てみましょう。
受験者数は1,076名で、合格者は23名・・・つまり合格率2.1パーセントでした。
合格者のうち男性は1名で、女性が22名。
20代が2名、30代が3名、40代が14名、50代が4名、60歳以上が無しとなっています。
平均年齢は43.3歳です。
つまりは40代の女性が合格者のメインとなっているわけですね。
それにしても、合格率2.1%というのは壮絶な話です。
ただ、26回の合格率は11.1%で、25回は20.5%です。
ここ13年間、10%を下回ったのは第27回のみとなっています。
第1回からの合格率を平均すると、15.72%です。
難易度としては、最低でも手話の実務経験が3年以上は欲しいといったところでしょうか。
各年バラつきが激しいため一概に難易度を「高い」「低い」と述べることはできませんが、年齢層のことを考えても、最低でも実務3年以上でようやく合格の可能性が出てくる程度の難易度と考えれば間違いはないでしょう。
手話通訳士の口コミ
給料:15万円
介護福祉施設で働いています。介護の仕事もしながらなので大変です。
あなたが持っている仕事への誇りや生き方、プライド、かっこよさ・給料を教えてください