トマト農家の給料・年収や手取り額を解説!
トマト農家の給料・年収を解説します。
トマト農家の平均給料・給与
- 42万円
トマト農家の平均年収
- 20代の給料:42万円
- 30代の給料:42万円
- 40代の給料:42万円
- 初任給:12.5~万円
算出については補足参照ください
※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております
トマト農家の年収【年代別理想の年収プラン】
トマト農家としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
トマト農家として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ658.0万円を超える年収です。
トマト農家としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は630.0万円を超える年収です。
トマト農家となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は686.0万円を超える年収です。
目次
トマト農家の年代別給料推移・年収補足
20代の給料:38万円~(推定)
30代の給料:38万円~(推定)
40代の給料:38万円~(推定)
上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
150万円~5556万円となると予測されます。
札幌の求人調査結果:不明
東京の求人調査結果:不明
大阪の求人調査結果:不明
福岡の求人調査結果:不明
農家全体の平均年収は456万円。月収38万円です。
トマト農家(施設野菜ミニトマト)の10aあたりの平均農業所得は202.8万円で、日本の農地の平均耕地面積は274a。
202.8万×27.4で平均年収を算出し、ボーナスがないため12ヶ月で割って、年収463万円となります。
しかしながら、274a(東京ドーム約1/2個分)すべてにミニトマトを作付して収益を上げている農家はまれだと思われます。
参考までに、ビニールハウス1個(約25a)でミニトマトを栽培しているとすると、年収507万円。月収42万円になります。
初任給は国が新規就農者へ就農前後の所得確保を目的に給付している、青年就農給付金150万円から算出しています。
農林水産省「農業経営統計」(平成26年)の調査結果より。
トマト農家の給料手取り
上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
10万円~370万円となりそうです。
トマト農家の仕事内容
ナス科の一年草の野菜であるトマトを栽培するのが、トマト農家の仕事です。
トマトは約8000種も品種が存在するといわれており、日本では約120種類が栽培されています。
「大玉トマト」「桃太郎」「ファースト」「ミディトマト」「ミニトマト」「シシリアンルージュ」「フルーツトマト」などの種類があります。
生食用、加熱用など、多くの用途で使われる野菜です。
旬の時期は夏で、苗の植え付けは4月下旬~5月中旬。6月~9月頃が収穫の最盛期となり一番多くトマトが出回ります。しかし、近年ではビニールハウスなどの施設栽培も盛んで、一年中トマトは収穫されています。
トマトを含むナス科の野菜は、連作障害が出やすいといわれています。連作障害とは、毎年同じ場所で同じ野菜を栽培すると、病原菌や有害線虫が多くなったり、土壌の養分が減ってしまったりして、野菜の成育が悪くなることです。
そのため、翌年は植える場所を変えたり、後作に連作障害が出にくくなる相性の良い野菜(トマトならキャベツやブロッコリー、ネギなど)を作付けしたり、土壌を入れ替えたり(天地返し)、消毒したりなど、トマトを栽培するには工夫と計画が必要となります。
トマト農家の仕事の面白さ・向いてる性格
トマトは多種多様な品種があり、用途や地域に合わせて栽培する品種をチョイスすることができます。また交配を繰り返したりすることによって新しい品種を生み出すことも可能です。
生産者の工夫と手間暇によって糖度や味が変わるため、やりがいのある野菜といってもよいでしょう。
トマトが嫌いだった子どもが「おいしい」と食べてくれた、「あなたのトマトだから買いたい」と指名買いしてくれる人がいる、など、作る喜びを実感できるのも農家の面白さのひとつです。
特にミニトマトは施設野菜の中でもっとも収益性が高く、経験と技術が必要になりますが、ある程度の収入が見込めるのも魅力です。
また、ケチャップメーカーや飲食店などと栽培契約を交わすことができれば、安定した収入を得ることもできます。
トマト農家になるには?【資格取得方法や難易度など】
トマト農家になるには特別な資格は必要ありません。
トマトは収益性が高い野菜のため、農業初心者がよく最初に手を出す野菜といわれています。
しかし、トマト栽培には土作りや肥料に関する知識を含め、多くの技術が必要となるため、まずは農業大学校などで作り方を学ぶか、農業法人や自治体の農業研修に数年間参加してノウハウを身につけることが必要となります。
トマト栽培は、技術やビニールハウスの暖房設備などの機能によって、10aあたり7トン~30トンと収穫量に差が出ます。
素人が安易にトマトのハウス栽培に手を出し、収益が上がらず負債を抱えて農業破産……という事例も多くあるそうです。
ビニールハウスを建てるだけで数百万円かかるため、トマト農家を目指すならば、ある程度自己資金を貯めておく必要があります。
最近では高齢のため引退した農家からビニールハウスを譲り受けたり、または借りたりしてトマト栽培を始める人もいます。初期投資が抑えられるので、ツテがあれば使ってみるのもよいでしょう。
参考:住友化学園芸「トマトの育て方」
トマト農家の求人の見つけ方
トマト農家の求人は、千葉県や茨城県などの大型ハウスを中心に、求人募集サイトなどでいくつか見つけることができます。仕事内容は栽培・収穫作業や出荷作業となります。
アルバイト・パートの場合は時給約800円~、正社員なら月給約17万円~という給料で募集があります。基本的に住み込みか、近隣に在住していることが条件となります。
トマト農家として将来的に独立して就農することを考えているならば、就農フェアで自治体や農業生産法人の担当者に相談をするか、「全国新規就農相談センター」のサイトやその他の農業ポータルサイトなどの求人募集を探すのがよいでしょう。
トマトはどのあたりの地域で作ることができるの?
夏のトマトは大都市近郊で露地栽培されたものが出荷されていますが、冬場は温室を使った施設栽培が行われています。
トマトの収穫量ランキングは下記です。
1位 熊本県
2位 北海道
3位 愛知県
4位 千葉県
5位 茨城県
冬場は熊本県や千葉県、愛知県などが主な産地です。
夏から秋にかけては茨城県や福島県、青森県などで栽培が盛んになります。これらの地域では雨よけ栽培も増えています。
マト農家のライフスタイル(仕事時間・休日・起床時間・収穫時期など)
トマトの露地栽培の場合、収穫期は7月~9月頃となります。しかし、苗を自家栽培するなら、3月から種まきが始まります。
5月になると、育った苗を植える畑を耕して畝を作り、苗を定植させます。マルチフィルムという保護膜を畑に張り、土壌の病原菌がトマトにつくのを防ぎます。
トマトの収穫を待つ間も、わき芽かきなどの作業があります。栽培前の時期でも栽培管理の作業のため、朝5時~日没まで畑仕事をすることになります。手作業でなければできないものが多いので、体力と時間の勝負となります。
いよいよ収穫期になると、トマト農家はもっとも忙しくなります。
収穫期のタイムスケジュールは、
4時 起床
5時~ 出荷作業
8時~ 直売所を回る
9時~ 畑に出て収穫と、管理作業
12時~ 昼食
13時~18時 収穫、管理作業
19時~ 夕食
20時~ 選果、箱詰め作業
24時 就寝
となります。
収穫量にもよりますが、収穫期はこのようなタイムスケジュールを毎日3カ月ほど繰り返すことになります。もちろん、そのあいだ休日はありません。
トマト農家の口コミ
給料:70万円
兼業ですがトマトは収入が高めです。
ニヒルな男
トマト農家と言っても様々な形式があります。
例えば、直売所、農協出し、スーパーや百貨店等との契約等です。
自分は大規模なトマト農家でパートを15名ほど雇っています。
お金はそこそこもらってますが、年間ハウスに行かない日は10日ほどです。
また、毎年資材や重油代やパートの人件費など高騰しています。
正直に話すと、他の仕事が無いからトマト農家をやると言うなら絶対辞めるべきです。
この仕事が楽しい、困難にも立ち向かえる等、自信があるなら別ですが。
生半可な気持ちならサラリーマンをお勧めします。