ひよこ鑑定士の給料・年収や手取り額を解説!
ひよこ鑑定士の給料・年収を解説します。
ひよこ鑑定士の平均給料・給与
- 38万円
ひよこ鑑定士の平均年収
- 20代の給料:29万円
- 30代の給料:38万円
- 40代の給料:40万円
- 初任給:29~万円
※データが少ないためだいたいの目安です
※給料給与統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております
ひよこ鑑定士の年収【年代別理想の年収プラン】
ひよこ鑑定士としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
ひよこ鑑定士として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ476.0万円を超える年収です。
ひよこ鑑定士としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は574.0万円を超える年収です。
ひよこ鑑定士となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は658.0万円を超える年収です。
目次
ひよこ鑑定士の給料・年収補足
上記平均給与から算出してみると、平均年収はだいたい
500万円~600万円となると予測されます。
ひよこ鑑定士の仕事内容
ひよこ鑑定士は、初生雛鑑別士(ひな鑑別員)ともいい、養鶏場でニワトリの雛のオス・メスの判別を行います。
ニワトリのほかにも七面鳥やウズラ、アヒルなどの鑑別を行うこともあります。スピードと精度が要求される厳しい仕事です。
指を使ってひよこの肛門を開き、オス・メスの生殖突起を確かめる「肛門鑑別法」(指頭鑑別法)のほか、伴性遺伝を応用した羽色によるカラー鑑別法、ひなの羽毛の伸びの速さの違いを利用した羽毛鑑別法などが用いられています。ひなの孵化は早朝であることが多いので、朝早くから孵化場に出勤することになります。鑑別は1時間で終わることもあれば、10時間かかることもある、不規則な仕事です。
精度は平均1万羽の雛に対して、99.8%の割合で、日本の鑑定士は高い識別率を誇っています。年1回開催される「全日本初生雛雌雄鑑別選手権大会」には、全国各地からひよこ鑑定士が参加し、その高度な技術を披露して競います。
国内雇用よりも海外で働く方が活躍でき、年収も高くなるといわれています。
日本国内には養成所は1か所しかなく、鑑定士になるまでに費用が高額なことでも知られています。
ひよこ鑑定士の給料手取り
上記平均給与から算出してみると、手取りはだいたい
31万円~32万円となりそうです。
ひよこ鑑定士になるには?【資格】
公営記者団法人・畜産技術協会が行っている、養成講習を受講する必要があります。
受講には受験が必要で、満25歳以下で高卒か同等の資格を有し、身体頑強で視力が1.0以上という規定があります。
受験には願書のほか、戸籍謄本、健康診断書、写真、最終出身校卒業証明書及び見込み書などが必要です。毎年12月20までに申し込み、試験は翌年2月中旬に行われます。
合格者は初等科に入り、雌雄鑑別理論と技術、養鶏全般について勉強することになります。5ヶ月間の技術講習ののち、2~3年の研修を経て高等鑑別師考査を受け、合格すると晴れてひよこ鑑定士となります。
国家資格ではなく民間資格ですが、事実上この資格がないと就職は無理でしょう。
受験料は入所試験に1万円、初等科受験料が113万円、予備試験料6万6000円、高等検査料7万5000円です。合計で130万円近くかかります。
養成所に通う間の生活費などを考えると、200万~300万円は必要だと思っておいたほうがよいでしょう。
ひよこ鑑定士の求人募集はどこで探せばいい?
ひよこ鑑定士のおもな仕事先は、孵化場です。ひよこ鑑定士は独立自営であることが基本なので、ひよこ鑑定士個人と養鶏場との契約によって仕事をします。
現在は国内養鶏場などでは既に鑑別された雛を飼育しているケースが多く、ひよこ鑑定士は飽和状態にあります。
退職者など欠員が出た場合に募集が出ることがありますが、一般的な求人サイトなどに掲載されることはまずないので、畜産技術協会からの紹介や、個人の人脈によって仕事を探すことになります。
畜産技術協会によると、アメリカやヨーロッパなど世界14カ国に、鑑別師約70名が協会から派遣されて活躍しているといいます。
以前は一攫千金も夢ではない職業でしたが、最近では韓国に鑑別の技術が伝わったことで韓国人鑑定士の数も増えており、海外での需要も以前よりは少なくなっているそうです。
国内外ともに、年収は500万円~600万円程度に落ち着いているという話です。
ひよこ鑑定士になるための勉強時間ってどのくらい必要?
畜産技術協会の初生雛鑑別師養成講習を受講するためには、学科考査や面接考査、書類審査などに合格しなければなりません。
学科は一般教養や適性試験、作文などが課されるといい、高卒程度の学力があればそれほど勉強時間は必要ないようです。学力よりもメンタルが重視されるという話もあります。
面接でネガティブなことをたくさん言われる、という噂もあります。
無事に合格しても、養成所に入ってからの勉強は大変です。養成講習初等科では、通常4月~8月までの5ヶ月間、理論と実技を学び、鑑別法を習得します。
海外で働きたい場合は語学力も身につける必要があるので、その分の勉強時間も確保しなければなりません。
ひよこ鑑定士の学校ってどんなところ?
ひよこ鑑定士になるための養成機関は、日本にただひとつしかありません。
公益社団法人・畜産技術協会が主催する初生雛鑑別師養成講習です。
かつては名古屋に養成所があったようですが、現在は茨城県桜川市内の民間施設を利用して講習は行われます。例年10人程度が入所するようです。
前述の通り5ヶ月間の研修を施設で行います。施設の近くに住み、その間の生活費は貯金を切り崩すことになるようです。
孵化場で実際に2年間~3年間働きながら鑑別研修を積みます。口コミによると、その間無給のところもあるそうなので、どこの孵化場で研修を積むのかによって待遇は変わる可能性があります。
研修の後、予備考査で合計300羽の雌雄の鑑別を行い、平均96%以上の鑑別率で、30分位内などの条件をクリアすることで、高等鑑別師への受験資格が得られます。
高等鑑別師の合格基準は、卵用種100羽99%以上、肉用種97%以上の鑑別率が必要で、400羽の鑑別を36分以内に終えなければなりません。合格基準はとても厳しいです。
勉強よりも鑑別率とスピードが重要となります。
勇猛なの男
これから目指す方がいれば是非。
まず、学校入学費用を含めて200〜300万の貯金がなければ相当な苦労を強いられます。ここ重要なポイントですがまったく情報が出回ってないので参考にしてください。資格取得までお金でかなり苦労することは必ずあります。
学校卒業後の研修先ですが、場所によっては無給の場所もあります。そこで1年以上の研修が必要になります。これだけで、相当お金がいるということがわかりますよね。さらに、引っ越し料金、そのほかいろいろなことにお金がかかります。相当な覚悟が必要です。現在は資格を取得しても500万なんてまったく稼げないのが実情です。