お坊さん(住職、僧侶)の給料・年収や初任給を解説!
お坊さん(住職、僧侶)の給料年収を解説します。
お坊さん(住職、僧侶)の平均給料・給与
- 15 ~25万円
お坊さん(住職、僧侶)の平均年収
- 20代の給料:17万円
- 30代の給料:20万円
- 40代の給料:28万円
- 初任給:15万円
お布施分は抜いた計算です
※給料年収統計の算出は口コミや厚生労働省の労働白書を参考にしております
お坊さん(住職、僧侶)の年収【年代別理想の年収プラン】
お坊さん(住職、僧侶)としてこのぐらいの年収はもらえてたらいいなと思う理想の年収を考察してみました。
お坊さん(住職、僧侶)として働き10年未満。これからのホープと呼ばれる世代です。20代で貰いたい理想の年収はおよそ308.0万円を超える年収です。
お坊さん(住職、僧侶)としてある程度力がついてきたころ。役職についたり、責任ある仕事を任されることも。そんな30代で貰いたい理想の年収は322.0万円を超える年収です。
お坊さん(住職、僧侶)となるとマネジメントも後輩の育成など人材教育も行うこともあります。企業の中心で働くキーマンが多い40代。理想の年収は490.0万円を超える年収です。
目次
お坊さん(住職、僧侶)の年代別給料補足
20代の給料:15~18万円(推定)
30代の給料:18~20万円(推定)
40代の給料:25~30万円(推定)
月刊住職によると年収100万円以下の住職が3割ぐらいいるようです。
護寺会費なども少なくなり少子化により企業だけではなく寺院も若干影響をうけているとのことでした。
お坊さん(住職、僧侶)の給料手取り
上記平均から算出してみると、手取りはだいたい
18~20万円前後となりそうです。
駐車場経営、幼稚園の経営を行っている寺や、寄付金が多く集まる大きな仏閣所有者、観光地の寺を除き、多くは檀家からの寄付金で寺の経営は成り立っています。
寄付金は一旦法人へ入り、そこから経費などを取り除いた給与という形で、住職も含めお坊さんの月給は決まるそうです。
仕組みは一般的なサラリーマンとあまり大差ありません。
お坊さんのお給料には税金はかからないの?
民間幼稚園の経営や、駐車場経営などの「営業利益」に関しては、お坊さんでも所得税がかかります。
お布施や寄付金の領収書は、公益業務として印紙税法上は不課税となっています。
しかしこのお金は、法人のものであり、個人で好き勝手に使えるわけではありません。
法人としての資金は維持管理団体の負担費用(檀家のお墓の管理費等)や維持管理費に使用しなければならず、そのため課税されないという話です。お布施や寄付金もきちんと管理して、檀家総代などに対して会計報告もしなければなりません。
住職の給与、及び雇用しているお坊さんの月給は、一般のサラリーマン同様に支払われます。給与は当然、個人資産ですから、税金はかかります。年末調整を行い税金の申告をしなくてはなりません。
町内会などが、町内会館の維持管理に寄付金を徴収した場合、そのお金が非課税になるのと同じ理由で、出資者(檀家など)の共有の財産である寄付金(お布施など)は、非課税となります。
お坊さん(住職、僧侶)の仕事内容
仏教には、浄土真宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗などさまざまな宗派があります。
お坊さん(住職、僧侶)の仕事は、所属する宗派によって異なりますが、おおむねお経を唱えて先祖の霊を供養し、冠婚葬祭や法事、法要などを執り行うのが仕事となります。
寺は布教の場であると同時に集会場としての役割も果たし、またお坊さん自身の修業の場です。
説話や法話を檀家に話し聞かせることもあれば、日々の生活の相談に乗ることもあります。また、地域に根づいた活動をしている寺も多く、町内会などに積極的に関わったり、イベントを開催したりしているところもあります。
幼稚園や花屋を併設して、その経営を行っている場合には、お坊さんには経営者としての手腕も求められます。
家族単位で経営・管理している寺も多く、住職が一般企業の「社長」に当たる立場になり、家族は「従業員」となります。
基本は、法人への寄付金の形で収入が入り、その収入から経費を差し引いて給与が支給される形です。
葬儀などは突発的に予定が入ることもあり、実質24時間営業をしていることになります。
お盆や年末年始は繁忙期となります。定年はなく、元気な限り働き続けることができます。
お坊さんで高年収になるには
本来、お坊さんはお金儲けが仕事の目的ではありませんが、収入がなくては生活していくことはできません。
お坊さんの収入はかなり格差があるといいます。
宗派のうち7割の寺が満足のいく給料をお坊さんに払えていないという現状があり、年収200万円程度で暮らしているお坊さんも大勢います。
一方で、年収1000万円以上で外車を乗り回している、というお坊さんも存在します。
檀家の数が多く、墓の販売が好調で、経営している幼稚園やその他の店舗の売上がよい、などの理由から、年収に格差が出るようです。
事業を行っても成功するとは限りませんが、副収入のある寺の方が余裕があるので、寺の経営以外にも手を広げるのが高年収への道の1つとなりそうです。執筆活動などを行って、本の印税や原稿料で副収入をえているお坊さんもいます。
地道に寺で講演を開いて、地域の人々のために貢献することで檀家を増やしていくという方法もありますが、現代ではなかなか難しい
ようです。
お坊さんになるには?(求人の探し方や資格など)
世俗から隔離され、修行してお坊さんになるイメージが強いですが、現在ほとんどのお坊さんは大学で勉強します。
宗教会派ごとの仏教系大学へ通って、専門課程を修了後、実家のお寺を継ぐか(教師衆徒として住職になる)方法が主流ですが、実家がお寺でない人でも得度の制度を利用して仏門に入るという道もあります。
菩提寺の住職から許可をもらい、得度考査に合格し、得度習礼を受講、得度を得て、教師試験資格に合格し、教師教修を受講後、寺に就職してお坊さんになります。得度考査は筆記試験で、いわゆる修行にあたるのが得度習礼です。
仏教系大学の場合は、決められた単位を所得し、卒業すると、これらの試験は免除されるということになっています。
一般の高校卒業、あるいは大卒以後に仏教系大学に1年間通うといった方法もあります。
高校の場合は、そのまま4年制仏教系大学進学が多いです。
通信教育もあり、自宅で受講する事も可能となっており、専門課程を修了する方法はいろいろあります。少数ですが、直接寺の門を叩き、修行をするという人もいます。
教師を所得すると、その宗教の本山から任命を受け、就職する資格が得られます。住職補任式の後、住職継承の法要などを行った後に、正式に住職となるそうです。
習礼は相当に厳しく、4時間睡眠、精進料理も5分で食べるのが条件など大変です。サラリーマン的なお坊さんもいますが、一般的な会社員とはかけはなれたルールの中で働いています。
ぴっくんのお坊さん(住職、僧侶)解説!
お坊さん(住職、僧侶)は一般的に個人所得にも税金がかからないと思っている人が多数なのだが、実際にはかかっているのだ。
しかし、自営業と一緒で、経営所得にするか、個人所得にするかは税理士に相談できるよう、個人で得ている所得を調整して、実際には上記の手取りよりももらっているという口コミがあるのだ。
お布施が多いと懐がフカフカなのだ^^
お坊さん(住職、僧侶)の口コミお給料
給料:20万円
お布施があればそれなりにいい暮らしが出来る坊さんもいるようです。知人の坊さんはフェラーリを所有してますね。
給料:30万円
修行はちゃんとしないといけません。
匿名さん
給料:34万円
檀信徒2500軒の大寺に勤める若僧です。大卒後6年目になります。良さそうに見えますが、時間外は当たり前、休日はひと月に1日あるかないかということも。就労外の勉強会、講習会も多いです。
匿名さん
給料:15万円
初任給~二年間:5万円
辛すぎ。
匿名さん
お布施しだいですね
匿名さん
自分でお寺を持っていれば億の家は建てれます、
匿名さん
檀家が0軒のお寺もあります。そこまででなくても20~30軒というお寺も。
そのようなお寺は住職に給与を出す事はできません。
布施で暮らすか、兼業をしなければ生活はできません。
住職が家族を養う事も難しいでしょう。
昔は兼業も受け入れられていましたが、今では白い目で見られる事もあると聞きます。
檀家からではなく、兼業の職場で。
匿名さん
億の家とは庫裏のこと?それは法人のものですから個人の財産にはなりませんよね。私も住んでいますがあくまでも社宅に住んでいる気分です。家賃も払ってますよ。
特になし
檀家や葬儀件数次第。
普通のサラリーマン以下バイトクラスの給与がほとんど。
フェラーリ買えるお寺さんなんて極わずか。
檀家離れと散骨や直葬、戒名なしが増えてお寺を2・3件兼務しないと生活出来ないお坊さんの方が圧倒的に多いです。
坊主丸儲けバブルは既に弾けてしまっています。
これからの高齢化で儲かると思ってる人もいますが、裕福な高齢者ばかりの国ならいいですが・・・。
葬儀のお布施が3万円なんてのもザラですよ。
特になし
22万円
弟子
18万円
匿名さん
給与 0〜7万
本当に月によります、弟子や若い僧侶の大半は殆どいただいていないかと
毎月保険料や携帯代など必要最低限でかつかつです
未だに『所得税かからないよね』、とか『儲けてるんでしょ?』と言われます、『うちの地元の坊主は高級車で〜』『知り合いの坊主は風三昧で〜』などなど
ただこういった大半の僧侶の懐事情、実際の給与などもっと世間へ訴えていくべきであると思っています
特に若い僧侶を中心として
匿名さん
まぁ億の家が建てられるとかいっている方がおりますが、そうゆうこと言う人がいるから誤解が生じるのです。
親が副業を持ちながら寺を運営し、子供に払う給料がないから子供は外の大きなお寺に昇給なし月18万程度で働くだけです。
夢を持ちたいですが、衰退の一途を嘆くだけでなく抜本的な改革が必要です。贅沢な暮らしをするためではありません。最低限の暮らしができるようにです。
そもそも、僧侶の仕事は、給料がいくらで、お布施がいくらでではなく、生きてる人間の人生、亡くなった人間との別れ、それぞれにどれだけ寄り添えるかが最低限の条件だと思います。
特になし
24万円
北海道の西本願寺系統の寺の若院(深川市の旭川寄りの寺)
30代で約30万
門徒や信徒さん回りに使うクラウンは、新車購入のうえ、初回車検時までに新車入れ替えしてます。
寺経費は使い放題、今年に入り坊守用にまた新車購入しました。
跡取りができないのが大変です、4人とも女の子でしたし。
若坊主
15~40万円
西本願寺円○寺住職
15~40万円
北は留萌、南は函館まで走りまわる寺の住職ですが、若坊主は15万、私は40万です。
3年に1度新車購入(クラウン等)を若坊守除く3台分購入しました。
今年は坊守用に新車購入してます。
はっきり言えば今のお年寄り世代は金持っていますから、寺で寄付募れば二桁万円は最低ランクとして最高四桁万円の寄付がありました。
なので今年もウハウハです。
この商売止められません。
ただ若坊主の一家に男の子が生まれないのが残念です。
4人とも女の子はきついです。
匿名さん
檀家数1000件、地方寺院の副住職。(アパートから通い)子供3人の5人家族で勤続20年目。総支給で30万。交通費、家賃、本山などに行く交通費一切支給なし。(実費) 月の小遣い1000円~5000円で、ツラい!ツラすぎ!
大僧正
30代/檀家700軒 中部地方の特例市 中心市街地の寺勤務/手取りで14万円/法事や葬儀、寺の事務仕事による時間的拘束が長い/住職夫妻が面倒くさい/教区や地区の仏教会の行事や合同法要が面倒くさい/寺同士の付き合いも面倒くさい(しがらみだらけ)/一秒でも早く還俗したいので某国家資格の取得に向けて勉強中
匿名
お坊さんの給与は、お布施が戴けるかどうかで変わります。
役僧として大きな寺院に就職している場合は、給与が入ります。通常は大卒10年目給程度で若い場合は高給取りですが昇給は見込めないところが多いです。
住職の場合は、寺院の運営維持管理の経営者としての責任が出てきますので、先ずは寺院の収入を寺院運営に回す結果、アルバイトや兼職をして個人収入を補てんしている方のほうが多いですね。(個人収入を寺院に補てんしている例もあります。)
なお、裕福な生活をしているお坊さんは寺院所有・個人所有の土地・建物による不労所得がプラスされている結果、裕福であるというのが現状です。もちろん収益・個人所得ですので、土地も収入も一般の法人・個人と同じ課税となりますが、この余裕分で豊かに過ごされている方がいらっしゃいます。
なお私の場合は、寺院のみですので、給与でいただく年収で200万円足らずです。
あと、北海道は「別格」ですので坊さん目指すなら北海道を目指しましょう!
小僧
世間の人が思っている「お布施が多ければ金持ちになれる」なんてのは幻想で、お布施は宗教法人の収入であり入ってきたら入ってきた分を全て使えるわけがない。
宗教法人の運営費が必ず必要なのに、毎月定額入ってくるわけでないお布施を好きなだけ使えることができるはずがない。
なので給与は普通は低く設定するだろう。
また宗教法人の経費に関しても法的に自由に使えるわけではない。
寺院に所属する僧侶は基本的には公休日もなく365日拘束されているような感じではある。
職員・役僧であればそうでもないだろうが、住職ともなればそうそう休んでいるわけにもいかない。
しかし基本的な作務を除いた法事・年回等の仕事があるというだけありがたいというのが実情。
何もすることがなければ休みだが、休みほど怖いものもない。
宗派・宗門、そして地域・組などの付き合いは昔ほど身密さはなくなった気もする。
面倒くささはあるが、世代交代で中身が変化している。
地域住民の目の方が気になるだろう。
昔は日用品の買い物すら気を使っていたが、最近は車で離れたところへ行くから自由さはある。
宗派・宗門の宗費負担が大きい。
時代は変っても相変わらず旧時代的な意識の組織なので、何かあるたびに多額の出費が必要となる。
寺院運営は右肩下がりなので、それに合わせてやっていくしかないが、天災・事故が起こって大規模な修繕に迫られたら詰んでしまうだろう。
寄付なんてもう頼める時代でもなく、頼もうとも思わない。
僧侶としてのおもしろさは人によるだろう。
それぞれ僧侶の得意な分野や興味のあるところ次第。
ただ基本はやはり教学だろう。
いくつになっても勉強できるというのはおもしろいところだ。
あと寺院にいる、そこで生きるということにおもしろさがある。
そこを見つけられるかどうか。
己次第なところ。
何より仏教というのはおもしろい。
九州の寺嫁
30代で夫婦合わせて40万です。
皆さんが思われているような布施総取りではありません。
月のお布施は20〜150万ほどです。
お布施がいくらであろうとも、それは全部宗教法人の通帳にいきます。そこから、月々の給料をいただきます。
宗教法人にたまったお金で庫裏の修理や香典などをだしています。
布施総取りしているお寺なんて今時税務署にやられますよ。
というか、僧侶のくせにそういう行為するなんてあり得ない。
葬儀の布施はいくらであろうとも区別せず精一杯努めています。
べらぼうに高くとるお寺は実際、寺離れが激しいみたいですが自業自得としか言いようがありません。私も在家から嫁いでいるので、そんな生臭坊主のお寺にはお世話になりたくありません。
ちなみに田舎なので、365日24時間いつでも電話対応、来客対応します。丸一日休みでも庭の草取りや掃除三昧。海外旅行なんてまず無理です。家族で出かけても、枕経があればとんぼ返り。
保険も国保だから高いし…尊敬できる主人と一緒に他の夫婦より長い時間過ごせるので有難いです。
匿名さん
給料15万
収入は月によってです。檀家も少ない田舎のお寺です。普段は掃除など。お布施?法人のお金です。
45歳都市部住職
給料:30万円
だいたい宗教法人収入の60〜70%が人件費。
20〜30%が諸経費、残れば将来の修復資金です。
最近はほぼあまりませんが。
都市部ではもともと寺との結びつきが薄いので、寄付などはほぼ望めません。それでいて寺院は維持管理に莫大なお金がかかるので、数十年の長期的視野での修復計画が必要になります。
とてつもなくやり甲斐のある"ジョブ"で、周りの仲間にも恵まれて充実してますが、共通するのは
「子どもが継ぐのは(経済的には)困難だね」
ということです。
匿名さん
地域性、寺院としての収入源を葬儀、法要以外にどれだけ持っているか、またその努力をしているかによって今後の寺院の在り方、存続に繋がっていくのではないでしょうか。
当方、東京郊外の中規模の寺院の副住職ですが、収入面と言うよりは代々墓や寺をみてきた自分の両親、祖父母を見捨て、近所の坊さんに兼務してもらって…ていうのがどうにも釈然とせず三十過ぎて仕事を辞めて修行に行ってきました。
会社員時代の収入に比べればだいぶ下がり、年収で340万円ほど。まだ住職が健在なのでアルバイトで年収150万円ほど。何とか子供2人とかみさんの4人家族でやっています。庫裡も2世帯住むには厳しいので寺の近所にアパートを借りています。法要、葬儀、地代などで寺院としての実入りは大体年間1〜2千万円ですが他の方同様年々お布施の金額は減っていくでしょうね。宗費が上がらないよう対策をしながら何か新しい収入源確保をしていかないと息子に継がせるのも難しいように思います。本来あるべき昔のようにはいきません。時代に合わせて新しい事にも挑戦していかないといけません。
ペット供養や永代供養。ネットや、電話対応でのお墓参り掃除代行、石やさんや花屋さんと提携して何かビジネスを生み出せないか…。様々考えできる事から始めていかないといけないと日々痛感しています。
寺の孫
地域、九州の田舎。
月忌参り月160件ほど+法事。
四年目、給料20万+(家賃支給)
休み、2ヶ月に一回。
ボーナス、10万。
普通にサラリーマンの方が待遇いい気がしますね!辞めたいです!