ライターの仕事の本音を実際に聞いてみました。
ライターの仕事を根掘り葉掘り聞いてみました。
目次
雑誌やウェブの記事を書くライターというジョブ
有名サイト探偵ファイルでライターとして活躍していたニノマさん。現在はライターとして色々な媒体で活躍をしたり書籍を出していますが、そんなニノマさんにライターの仕事内容や本音を聞いてみました。
※秋葉原の雑踏の中でたたずむニノマさん。
ライターですが、お仕事はどんな仕事内容ですか？
人を笑顔にする記事を書くことです！ 掲載媒体は雑誌やインターネットが中心です。
ライターの仕事の面白いポイントはなんですか？
普段は出来ない体験ができることです！ 犯罪を生業にしているおじさんに監禁されたときは飲み物をくれて、意外と優しいんだな、と感動しました（ポカリスエットでした）。
メキシコ軍に拘束されたときは、車から引きずり出されて「ボンネットに手を付け！」と言われたのですが、「本当に映画みたいなセリフ言うんだ！」と思ってテンションが上りました。
あと、書いた記事が多くの人に喜んでいただけた場合、その反応をSNSやメール、アクセス数などでダイレクトに知ることもこの仕事のいいところだと思います。お褒めのコメントは印刷して部屋の壁に張ってます！
ライターのきついポイントはなんですか？
部屋の壁にお褒めのコメントを張っていたら、やがて張る場所がなくなるくらい溜まってしまいました。そんな頃、生まれて初めて彼女ができたのですが、部屋に招待したところ、「キモい」といわれてフラれました。29歳の秋でした。あと、ケガをすると痛いことです。
昔、あるニュースサイトの企画で火だるまになったのですが、集中治療室に搬送されるくらいの全身やけどを負ってしまい、きついかったです。
http://www.tanteifile.com/baka/2008/02/27_01/
※かなり衝撃的なきつい内容を楽しそうに語るニノマさん。ライターはきついのがネタになるとのこと。
ライターになろうと思ったきっかけはなんだったのですか？
僕は昔から本が好きで、たくさん元気をもらっていました。だから、僕もジョルジュ・バタイユみたいにみんなが楽しくなる文章を書きたいと思ったんです。
ライターに向いている性格はどんな性格ですか？こんなスキルや特技があるといいなどがあれば教えてください
どんな人でもできると思います！ 村上龍が書いているように、物書きは「最後の職業」。いろいろ失敗してもうダメだと思ったら、ペンをもってみてください！
ライターをやって良かったことはありますか？
うつ病を患っていたり、人生がつらくて自殺を考えていたりする人から、「こんな愚かなヤツは初めて見た」「自分よりも下の人間がいることがわかって人生に希望を持てるようになった」といったメールをもらうことがあります。本当に本当に、震えるくらい光栄です。
ライターでの最大ハプニングなど
麻薬の売人の取材をしていたら、「ブツが消えた。お前だろ」といって夜道にナイフで襲われたことです。結局その売人自身が横流しをしていて、最終的に失踪した（おそらく殺された）ので、僕をスケープゴートにするつもりだったのかもしれません。この時は割と命の危険を感じました。
ライターは一日平均何時間働いているか
18時間くらいです。
将来はどのようになっていきたいですか？
もっともっと面白い記事を届けられるようになりたいです！
ライターを目指している方に何か一言あればぜひ！
目指してはだめです。
ライター業は今後確実にシュリンクするので本業に据えるには絶対にやめた方がいい。
web媒体は増え続けていて、ライターの需要は高まっていますが、普通の生活が送れるほどの報酬を得られのはかなり限られた人のみ。さらに今後技術が発達すればAIがライターの仕事を代替していくので、専門的な知識や技術もっていたり、包括的なプランニングなどができたりする人でないとこの仕事をやるのはかなり難しいです。
書くのが好きだという人は、ひとつしっかりとした仕事を見つけて、余暇で書くべきです。
参考：ライターの給料・年収や初任給を解説！
茨城県に生まれる。日本大学芸術学部卒業。在学中からフリーライターとして活動し、貧困問題、マイノリティの人権、海外事情、戦争史、人類史、アートなど多方面の分野で執筆、編集を手がける。海外の危険地帯やスラムなどを旅し、撮影を行うフォトグラファーとしての実績もある。ウェブメディアの戦略立案や編集業務を請け負うディレクターとしても活動している。
プロフィールwiki
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