自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の公務員の年収を比較してわかった真実 | 給料BANK

自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の公務員の年収を比較してわかった真実

自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の公務員の年収を比較してわかった真実

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自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の公務員の年収を比較してわかった真実

「国民の安心や安全のために仕事をしている人たちは?」と聞けば、「自衛官(自衛隊)・警察官・消防士」などを思い浮かべる人が多いはず。
 
婚活でも、自衛官(自衛隊)・警察官・消防士は「いざというとき、守ってくれそう」というイメージから、人気があります。
 
しかしながら、「仕事がきつそう」「危険な場所に行かなければならない」などと、マイナスな印象があるのも事実です。
 
今回は、自衛官(自衛隊)や警察官・消防士の年収を比較し、将来性や、キャリアアップについてまとめてみましたので、ご紹介をしたいと思います。

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公務員系の安全防衛職業全体の平均年収はどのくらい?

自衛官(自衛隊)・警察官・消防士といった、国の安全や防衛の職業に就いている公務員の平均年収ってどのくらいでしょう?
 
安全防衛職業として、自衛官(自衛隊)・警察官・消防士以外にも、防衛省専門職員や、警察事務、皇居護衛官などを含め、独自に算出した結果、平均年収は、618万円になりました。
 
日本の平均年収は432万円となっていますので、それよりは高い数字となっていますが、公務員の平均年収が686万円のため、公務員の平均年収より、少し低い年収となっていますね。
 
しかし、元警察官や元自衛官、元消防士といった肩書きは、タフで心強い印象を与え、転職において有利に働くことがあります。
 
消防士の場合、仕事の一環とはいえ、体を鍛えられて、スタイルが良くなるメリットもあります。
 
こうした非金銭面での副次的なメリットを享受できるのは、職業としての魅力の1つと言えるでしょう。

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自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の年収の比較をすると?

ここでは、自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の年収を比較してみました。
 
自衛官(自衛隊) 640万円
警察官 813万円
消防士 718万円
 
自衛官(自衛隊)・警察官・消防士などの職種は、命に関わるハードな仕事です。たとえば、自衛隊の訓練中の死亡事故や、警察官に対する暴行がニュースになるなど、危険度は高いと言えます。
その分、報酬も他の職種に比べて、高くなる傾向にあります。
 
残業が常態化していたり、有給がとりにくい雰囲気の職場が多かったりと、高い報酬を得るためには、妥協しなければならない点も出てきます。
 
しかし、「助かりました」「ありがとう」などと、感謝されることや、困っている人を助けられる喜びは、何物にも変えがたいと感じる人も多く、職業として人気の理由の1つになっています。

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それぞれの仕事で特別報酬のようなものはあるの?

警察官の特別報酬

警察官は、月額の給料に加え、さまざまな手当てがつきます。
住宅手当や、通勤手当はもちろん、管理職手当、地域手当といった、一般企業でも見られる手当てがあります。
加えて、警察官には特殊勤務手当が数多くあります。
 
たとえば、私服作業手当、死体取扱手当、爆発物処理等手当、留置管理手当、潜水手当など、こうした手当てが警察官の給料の魅力でもあります。
 
ちなみに、被疑者を留置所に護送する作業をしたときの留置管理手当は、某県では、勤務1日につき320円となっています。

消防士の特別報酬

消防士にも特殊勤務手当があり、救急現場に出勤して、防災業務に従事するなどの救急出勤手当をはじめ、高所作業手当と呼ばれる、はしご付消防自動車で高所作業に従事した際の手当てなどがあります。
 
某市における特殊勤務の1日あたりの手当ては、高所作業手当で、300円。救急出勤手当は、管内で1回につき200円。官外で1回につき400円となっています。
 
22時以降も仮眠時間にあたり、救急の出勤に備えます。仮眠時間も労働時間となるため、基本的には、深夜勤務として時間外労働の割増賃金が支払われます。

自衛官の特別報酬

自衛官の特別報酬には、通勤手当や扶養手当など一般的な手当ての他、単身赴任手当などがあります。
 
単身赴任手当は、配偶者の家から赴任地までの距離に応じて、金額が決まっており、遠くなるほど高額になります。
 
某県の規定によると、100km以上300km未満で8000円。2500km以上で70000円となっています。
 
見逃せないのは、毎月の生活費がかからない点です。
駐屯地や基地などに住むと、家賃や水道・光熱費・食費・仕事用の衣類・靴に至るまで無料です。
 
食事に関しては、栄養士が配置されていて、栄養バランスや摂取カロリーを考慮して、献立を考えるため、バランスのよい食事が取れます。

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将来を見据えた年収の伸び率が高いのはどの職業?

自衛官(自衛隊)・警察官・消防士といった、安全防衛系の仕事に就こうと考えた時、将来的に、どの職業が最も年収の伸び率が高いのでしょうか?
気になるところですよね。
 
ズバリ、自衛隊です。
 
過去10年間の日本の周辺国の国防費が、中国で約4倍、ロシアが約6倍など、増加しています。
 
近年、防衛費は減少傾向にありましたが、日本でも、防衛予算が右肩上がりに上昇。2018年度の防衛関係費は、過去最高額を更新しています。
 
防衛予算が投じられ、軍事システムが整備されても、人がいなければ国防は成り立ちません。
災害などでの国を守る自衛官の重要性もより高まっています。
 
自衛隊では、軍備費拡大や、災害救助などを背景に、自衛官の採用年齢の上限を32歳と変更して、人材の確保に力を注いでいます。同時に、勤務環境を整備して、女性自衛官の採用拡大にも力を入れています。
 
安定した給与と、恵まれた福利厚生。
退職金は、平均で2000万円。
定年も延長されるなど、自衛官は狙い目の職業と言えます。

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自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の年収UPキャリア

自衛官の年収アップのために必要なキャリアは?

自衛官が年収をアップさせるためには、自衛官俸級表にある階級と号俸をあげることです。
 
たとえば、階級が陸士・海士・空士などでは、約280万円~400万円。陸曹・海曹・空曹であれば、約330万円~700万円。陸准尉・海准尉・空准尉は、約400万円~730万円。陸佐・海佐・空佐は約530万円~900万円。陸将・海将・空将は約840万円~1930万円となっています。
 
2士から1士、士長までは自動的に昇格をしますが、〝曹〟と呼ばれる階級には、昇任試験に合格をしなければなりません。
曹になって、部隊勤務の分隊長として、部下の服務を指導監督します。
 
さらに年収アップするには、曹から幹部候補生学校に入り、部隊勤務の小隊長に昇格をする必要があります。
 
このように、自衛官は、階級を上げていくことで、年収がアップしていきます。
 
警察官の年収アップのために必要なキャリアは?
 
警察官が年収をアップさせるには、筆記試験と、勤務成績や年数による昇進の2つがあります。
年収を上げようと思えば、この昇任試験に合格しなければなりません。
 
まず、警察学校に入学をして、巡査からのスタートが一般的です。
その後、次のようなステップを経て、昇任することが可能です。
 
巡査・巡査長→巡査部長→警部補→警部→警視→警視正→警視長→警視監→警視総監→警察庁長官
 
このように、警察官は、職務内容と役割に応じて、階級が用意されています。
 
それぞれの推定年収ですが、警察庁長官は、1500万円~2500万円。警視総監は1000万円~1500万円。警視監は900万円~1250万円。警視長は800万円~1100万円。警視は700万~950万。警部は600万円~900万円。警部補は500万~850万円。巡査部長は400万円~800万円。巡査は350万円~700万円程度です。
 
年齢や学歴に関係なく、能力次第でキャリアアップが可能になり、年収アップが実現できます。

消防士の年収アップのために必要なキャリアは?

消防士は、採用試験に合格をした後、消防士として採用されると、消防学校に行きます。そこで、消防に関する必要な知識を学び、訓練を受けます。
 
消防士にも、昇任試験があります。筆記試験、実技試験、面接試験などの昇任試験を受けて、合格すると次の役職に昇進することができます。
 
ただし、一般企業の管理職にあたる消防司令長以上の役職になると、年齢や勤続年数などによって決まることが多くなります。
 
ちなみに、日本で最大の組織である東京消防庁では、次のような階級制度が存在します。
 
消防士→消防副士長→消防士長→消防司令補→消防司令→消防司令長→消防監→消防正監→消防司監→消防総監
 
このように階級によって、役職が決まり、給与が決定されていきます。
階級ごとの年収の目安は次のとおりです。
 
消防士の年収は300万円~700万円。
消防総監になると1500万円以上。
 
他には、業務に関する資格を取得することで、年収が上がるケースもあります。
たとえば、はしご車は、大型自動運転免許があれば運転が可能です。高度な救急救命処置ができる「救命救急士」も、資格取得をすることでステップアップしていくことができます。

まとめ

自衛官(自衛隊)・警察官・消防士の年収を比較してきましたが、いかがでしたか?
どれも正義感が必要ですが、人から感謝されて、信頼されるやりがいのある仕事です。
 
あなたの〝天職選び〟に、安全防衛系の仕事を、選択肢の1つに加えてみてはいかがでしょうか。