年収600万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開! | 給料BANK

年収600万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開!

年収600万円が使える生活費・お小遣いを徹底解説!100人にアンケート調査した結果大公開!

年収600万円の生活やお小遣い画像

年収600万円の生活やお小遣いを調査

なぜ自分が稼いでいるのに「お小遣い」を妻から「いただく」ことになるのか、ふと疑問に思う人も多いことでしょう。
欧米では女性の社会進出が進んでおり、自分で稼いだお金は自分のお金として管理し、家庭に分配しています。そのため、お小遣い制などというものはほとんど採用されていないそうです。
しかし、ここは日本。疑問を口に出してしまえば家庭不和まで一直線です。
モヤモヤには目をつぶり、家庭のためになりふり構わず働き、少ない額のお小遣いでやりくりをするのが、日本のサラリーマンのあるべき姿であるといえるでしょう。
そんな頑張る日本のサラリーマンは、どのくらいのお小遣いで毎月やりくりしているのでしょうか?
年収別のお小遣いの平均金額を算出してみました。自分の生活に照らし合わせて、一喜一憂してみてください。

年収600万円のサラリーマンの平均お小遣い額、既婚と独身だとどのくらい違うの?

年収600万円というのは、20代では難しい年収で、30代、40代の中堅どころの社員になってようやく超えることができる、といったイメージでしょうか。
国税庁の平成28年度の民間給与実態統計調査によると、給与所得者の1人当たりの平均給与は422万円。男女別に見てみると、男性521万円、女性280万円となっています
年収600万円というのは、男性平均よりも高く、疑いようもなく高給取りであるといえます。ただし、独身か既婚かでその生活は大きく変わります。
独身の年収600万円は自由を謳歌することができますが、専業主婦に子供が2人……と養わなければならない家族を抱えている年収600万円の人は、生活にそれほど余裕があるわけではないのです。
 
そんな年収600万円のひとは、自由になるお金=お小遣いをどのくらい使っているのでしょうか? また、既婚と独身だと、お小遣いの金額はいくらくらい違うのでしょうか?
まずは手取り額から順に見ていきましょう。

年収600万円の月々の給料、手取り額は?

額面上の給料から、所得税、住民税、社会保険料などが天引きされて、手取り額となります。
住んでいる自治体や、年齢(介護保険料)、配偶者の有無、扶養家族の人数などによって控除額が変わってくるので、人によって天引きされる金額は異なります。
 
年収600万円の人の手取り額は平均すると約80%になることから、480万円くらいが手取りの目安だと思っておくとよいでしょう。月の手取り額は40万円くらいになります。
もしボーナスが年間4か月分支給されるとすると、月の手取りは30万円になります。

年収600万円のお小遣いの平均はどのくらい?

では、中堅どころの社員で、高給取りに一歩足を踏み入れた年収600万円の人は、どのくらいの金額をお小遣いとしているのでしょうか?
新生銀行が毎年行っている「サラリーマンのお小遣い調査」によると、2017年の男性会社員の平均お小遣い額は3万7,428円となっています。
ただし、年代によってその金額は異なっています。
 
同じ男性でも20代、30代、40代は3万円台半ばくらいの金額であまり変わりませんが、50代になると4万4,040円と、1万円近くアップしています。
50代の男性ともなれば役職がついて年収が上がっている可能性が高く、また、子供が独立して学費などがかからなくなったことなどが原因ではないかと思われます。
年収600万円の人はだいたい30代~40代であることが多いので、平均値くらいのお小遣い金額が一般的であると思われます。
女性会社員の場合、お小遣いの平均金額は3万3,951円と、男性よりも低い結果となりました。これは、女性の平均年収が男性の平均よりもかなり低いこと(約240万円マイナス)が理由だと考えられます。
しかし、女性の場合は20代が4万2,123円と30代、40代、50代よりもお小遣いが高い結果となっています。若い独身の女性は、洋服や化粧品など美容にもお金をかけているのでしょう。

年代別小遣い画像

お小遣いは年代だけでなく、独身か、結婚しているか、でも変わってきます。
結婚していても、共働きか、専業主婦(主夫)か、という違いと、子供がいる、いない、でも平均金額が違います。
もっともお小遣いの金額が高いのが、独身者です。独身の場合、お小遣いは4万3,716円です。
もっともお小遣いの金額が低いのが、既婚で専業主婦を養っていて子供がいない人。お小遣いは2万9,860円です。

共働き小遣い画像

ただし、子供がいる世帯でも、その子供の年齢によってお小遣いの平均金額は異なっています。大学生以上の子供の場合は4万円を超えますが、未就学児~小学生がいる世帯では、2万円台です。
どうやらサラリーマンのお小遣いは、
・年齢(=年収)
・共働きか専業主婦か
・子供の年齢

によって変動するようです。

年収600万円の年収別の小遣い平均額

新生銀行の調査では、年収別の小遣い平均額は算出されていないので、給料バンク独自に算出してみることにしました。
・男性会社員の平均年収:521万円
・男性会社員の平均お小遣い金額:3万7,428円

お小遣い金額は、年収のおよそ0.7%となっています。
ということから、年収600万円の人のお小遣い金額は、
・600万円×0.7%=4万2000円
となります。
また、独身者の場合は年収×0.8%、既婚者の場合は年収×0.6%となることから、
・独身:600万円×0.8%=4万8000円
・既婚:600万円×0.6%=3万6000円

と算出しました。
年収600万円台の人の、平均小遣い額は以下の表のとおりです。

給料BANK調査の年収600万円のお小遣い画像

年収600万円の人のお小遣いの平均金額は6万8000円となりました。
最低金額は5000円、最高金額は50万円でした。最高金額50万円の人は、収入も50万円なので、実家暮らしでほぼ家にはお金を入れず、生活費諸々をすべて親(もしくは配偶者)に出させている、ということになるのでしょうか。
このケースを除いてお小遣いの平均値を出すと、5万3103円となりました。
お小遣いは最高でも収入の10%までに抑えるのがよいでしょう。

年収600万円で楽しめる趣味

年収600万円の人は、どのような趣味を楽しめるのでしょうか。
扶養家族が多くて生活にあまり余裕がない人や、住宅を買うために貯金をしている人など、あまり自由にお金を使えない、という人は、お金をほとんどかけない趣味がおすすめです。
・読書(図書館)
・ブログ、SNS
・海外ドラマ、映画鑑賞(テレビ、動画配信サービス)
・ネットゲーム(課金なし)
・ヨガ
・筋トレ

自宅でできるスポーツや、動画鑑賞を趣味にすれば、ほとんどお金はかかりません。
年収600万円の平均的なお小遣い4万2000円の範囲で収まるのであれば、多少お金がかかる趣味も楽しむことできます。例えば、
・スポーツジム
・草野球
・フットサル
・英会話教室
・美術館巡り
・手芸

などが挙げられます。
また、最初に数万円の初期投資をすれば、長く楽しめる趣味というのもあります。
・自転車
・バイク
・釣り
・カメラ
・楽器

などは、道具や備品を最初にそろえるのにお金はかかりますが、その後お小遣いの中から維持費を出し続ければ長い期間楽しむことができます。

年収600万円がお小遣いを増やすためにしている節約方法

年収600万円の人に多い30代から40代は、結婚、出産、子供の進学など、大きな人生の節目が盛りだくさんの年代でもあります。
また、この年収帯になると賃貸ではなく住宅を購入する、という人も増えます。ライフステージが変わるたびに、大きな出費がかさむことになり、これまでと同額の小遣いを捻出することが一時的にでも難しくなることがあるかもしれません。
そうした苦難の時期を乗り越えてお小遣いを増やするためには、節約をするのが重要です。
・移動は公共交通機関で
・外食は控えて自炊中心に
・タバコやお酒など嗜好品をやめる

これだけで、月に数千円の節約になるかもしれません。
また、住居費や通信費など固定費の見直しをすることが、節約につながるかもしれません。
家計を見直すために、家計簿をつけて現状を把握しましょう。最近ではスマホのアプリで家計の管理が簡単にできます。
家族で共有できるものや、レシートを読み取れるものなど、さまざまな家計管理アプリがあるので、自分に合ったアプリを使いこなしましょう。

実際の600万円の方のお小遣いの使い方【まとめ】

年収600万円の人は、お小遣いを何に使っているのでしょうか?
給料バンクのアンケートによると、
・スイーツ
・たばこ
・読書
・競馬
・パチンコ
・洋服
・外食(ランチ、飲み会)

などに使っている人が多いようです。
また、
・海外旅行
・鉄道旅行

など旅行も使い道に入ってきました。まとまった金額を用意できるのも、高収入の年収600万円ならではなのかもしれません。また、
・子供のスポーツ(用品)代
・子供の玩具購入代

など、子供に関するものもありました。この年収帯の人は結婚して子育てをしている人も多いのが特徴です。
 
毎日の生活を張り合いのあるものにするためにも、ある程度自由に使える「お小遣い」というのは欠かせないものです。
あまりに切り詰めた生活ではストレスが溜まってしまいます。ただ、個人で本当に必要なお小遣いの金額は違います。「平均」や「普通」という言葉に惑わされずに、自分や家族の生活に応じた適正金額をお小遣いにして、日々の生活を楽しみましょう。